相乗毒性の危険フード!ワースト14


週刊新潮が、3週間に渡って、
危険なペットフードの実名入りリスト
を発表した特集の第二弾!
今回の特集では、『愛猫・愛犬が食べてはいけないペットフード』と言う大見出しの下に、

「ラットでガン発生の酸化防止剤入り11商品」
「豪州、カナダで食品には許可されない有害物質」
「猫の赤血球を減少させる添加物が犬にはOKの怪」
「EUで使用制限の保湿剤が日本では野放し」

といった小見出しが続きます。

ペットフードに使われている原料の危険性への懸念は以前から多くありましたが、有名な雑誌社がここまで大胆に実名入りで公表記事を掲載することは今までなかったのでないでしょうか。

ペットを家族と考える飼い主として、週刊新潮の大英断に感謝します。

今回は「亜硝酸ナトリウム」と「ソルビン酸」が同時に使用されることで、体内で発がん性物質が発生する恐れがある「相乗毒性」に関してです。

さらに、この相乗毒性を起こす「亜硝酸ナトリウム」と「ソルビン酸」に、着色料も使用した、危険性がましたフードは、見出しでは「ワースト14」と書かれていました。

週刊新潮の紙面ではわかりにくいので、相乗毒性の可能性のある21商品と、相乗毒性+合成着色料使用の14商品を表にまとめたものをご覧ください。
さらに、フードの腐敗を防ぐために使用される「合成酸化防止剤」。
ペットフード安全法ができるまでは、使用の有無が表示されることなく、隠されることも多かった合成酸化防止剤。

天然の酸化防止剤ではなく、BHTやBHA、エトキシキンといった合成の酸化防止剤は、発がん性を持つなど、その危険性が懸念されていながら、安価な酸化防止剤としてペットフードには使用され続けています。

(週刊新潮の記事では、マースジャパンとロイヤルカナンを別のくくりにして表示していますが、ロイヤルカナンは2001年よりマースペットケアの傘下に入っています。)

新潮の紙面で紹介されていない商品でも、合成酸化防止剤が使用されているフードは、他にもたくさんあると思います。

使用の有無を表示する義務ができて、パッケージに記載されるようになったとしても、ペットフード安全法が定めるその使用許容量は、人間に適用される基準値とはかけ離れているのが現実です。

私たちより体の小さなペットに、人間より多い量を許容するのはどうしてなのでしょう。(フードを食べる犬や猫の健康より、フードを販売するメーカーの都合が優先されているのでしょうか。)

犬や猫には不要な「合成着色料」、併せて使うことで危険性が増す「亜硝酸ナトリウム」と「ソルビン酸」、発がん性が心配な「合成酸化防止剤」。
このコラムで表にしませんでしたが、主にセミモイストのフードに保湿剤として使われる「プロピレングリコール」

ペットフードを選ぶとき、上記の成分が使われているかどうかは、最低でもチェックしてみると良いのではないかと思います。

週刊新潮 危ないペットフード特集記事 第一弾 第三弾はこちら↓



  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。