カテゴリー別アーカイブ: ペットの病気、症状

「ペットは大切な家族」とは口だけですか?


私の拙い文章で「ごはん」がどれだけ大事かちゃんと伝わっているのでしょうか?

私の経験から「ヤラー」に替えたらいいよ!と言ってパンフレットを渡すと飼い主さんの殆どの人が言う一言目があります。

なんだと思いますか?

 

「高いね( ゚Д゚)…」

です(´;ω;`)

確かに「ヤラー」はその辺のホームセンターに売っている物と比べると高いです。材料に凄くこだわっていますから当たり前です!

でも安くて身体に悪いご飯を与えた結果→体調不良になり病院に行く→高い治療費を払う…と結局出費がかさみ、病院に行くストレスが増えるなら、可愛がっているペットのご飯をヤラーに替えて

病院に行かなくていい健康な身体

にしてあげた方がいいと思いませんか?

どんなに「ヤラー」が良くても「高い」というだけで与えることをせず、大切なペットの病気を治りもしない、

ただ症状を抑えるだけの治療

をして過ごしている飼い主さんが多いのです。

でもそれが自分の子供だったらどうでしょう?

きっとすぐ病気の原因となる食べ物は与えず、良いものを食べさせませんか?

ペットを「大切な家族」と口では言いつつ、同じ口に入れるものの重要性をペットに関して感じないのはなぜでしょう?

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命を預かった飼い主として日々奮闘中の飯田。

「ちゅら」が愛おしくてたまりません♡


センシティブにした理由その2


今日は看板犬センシティブにした理由の続きを書きたいと思います。

 

新しい家族「なっち」を迎えるにあたり、なぜドッグフードを「ヤラー」に変更することにしたかというと、ドッグフードの材料について知る機会があったからです。

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ドッグフードの材料となる家畜の飼料に抗生剤などは含まれていないか。

そもそも飼料となる穀類等に農薬や化学肥料が使われていないか。

その穀類等を育てている周辺で除草剤散布はされていないのか。

もちろん家畜だけにかかわらず、小麦やとうもろこし等の穀物を育てる過程にも同じく、農薬・化学肥料・除草剤が使用されていないのか。

加工途中で防腐剤や添加物を使用していないのか等々…

ドッグフードの材料がどのようにして育てられ、どのように加工されたのか!?

オーガニックってなに?

ヤラーのオーガニック認証は5カ国になりました!

 

とはいえ、「ヤラー」でもいろんな種類があるので、何を与えようか考えた時に「なお」が小麦アレルギーを持っていたことを思い出しました。

犬で小麦アレルギーを持っている子は多く、他にはとうもろこし、牛肉、鶏肉、乳製品、卵(順番は特に関係ありません)が多いそうです。

でもこれらは殆どのドッグフードに使用されているので、考え出すと何を与えればいいのか悩んでしまいますよね?

それは、【第三回】食物アレルギーと下痢にある通り、本当にアレルギーなのかを見極めれば問題は解決します。そして食材がどのように育てられているかに目を向けることが大切なのです。

 

「なお」の場合、小麦アレルギーと出ましたが、実際には小麦に反応しなかったのでそこが病気になった原因とは思はないのですが、「なお」を亡くした私の後悔は大きく、同じことは繰り返したくないという強い思いから「なっち」にはグルテンフリーの「センシティブ」を与えることにしたのです。

グルテンフリーダイエット(8)センシティブでないとダメなわんちゃん達

※その他(1)~(7)もありますので読んで下さい♪

 

このグルテンフリーは自分もしてみたいと思いつつ、意志が弱くてなかなか難しいのですが( ̄▽ ̄;)ワンちゃん達は自分で何を食べたいか選べない分、私たち飼い主がしっかりと見極めて安全で安心な美味しいご飯を食べさせてあげないといけません。

グルテンフリーダイエット(1)~(7)を読むと分かるのですが、人間の身体にも大きな変化が感じられる「グルテン」をアレルギーに関係なく与えなくていいのであれば与えたくないと思ったのはやはり「なお」の存在が大きかったからです。

 

もちろん、アレルギーが出ていないワンちゃんは無理にグルテンフリーにする必要はないと思うので、私のように神経質になる必要はないですよ!

「ヤラー」は何を食べても安全安心のオーガニック認証ドッグフードなのですから!

 

「なっち」は大好きなフリスビーをしながら病院知らずのレベルで元気に12年生きています♪

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センシティブにした理由


こんにちは!ルシアンで日々勉強中の飯田と「ちゅら」です。

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さて、「ちゅら」は「ヤラー」に切り替えが上手く出来た訳ですが、なぜ「ヤラー」にしたのか、その中でもなぜ「センシティブ」にしたのか長めになりますが拙い文章で少しずつ書いてみようと思います。

そこには私が初めて飼った愛犬「なお」の存在が大きく関わっています。

初めて飼った犬シェルティー「なお」 に記載。

 

犬にも病気やアレルギーがあることを知っている人は多くいると思います。

特にアレルギー検査は高いお金を払って血液検査をすればどんなワンちゃんでも数値として必ず出てくるものなんですよ!どうして出てくるのかは【第三回】食物アレルギーと下痢をお読みください。

実際、「なお」は身体に何も症状が出ていなかったのですが、何かのついでに検査をしたら「小麦」アレルギーという結果が出ました。(他には与えたことのないウナギも出ました)

でも症状が出ていないのでペットフードを他の物に切り替えようとは思いませんでした。

そもそもアレルギーがどうだと言う前に、ずっと与えてきたペットフードが悪いものとは思いもしなかったのです。

 

そんなことも知らずに有害物質たっぷりの何を材料にしてるかわからないドッグフードを与えていた「なお」をリンパ腫で亡くし、しばらくは犬を飼う気になれないね……なんて抜け殻のようになっていた我が家に、ボーダーコリーの今年で12歳になる「なっち」がやってきました。

(なんと!ボーダーコリーの「なっち」を飼う前に、シェルティーの「なお」がモノトーンの服を着て母の夢に出て来たのです!これは運命だと思いました!)

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新しい家族を迎い入れてから数か月経って知ったのが「ヤラー」で、ルシアン(当時はフローリーパッツ)の関係者との出会いからでした。

その時に「なお」に有害物質たっぷりの何を材料にしているかわからないドッグフードを与えていたなんて………と、ペットフードの実情を知り、愕然とし言葉になりませんでした。

動物も人間と同じで、食べ物によって身体に異常が出てくるものなのだと、冷静に考えれば当たり前のことにも気づいていなかった………

自分の無知さに呆れるばかりでしたし、今でも胸が締め付けられるほど悔やんでいます。

ですから同じことを繰り返さないために、「なっち」のフードを「ヤラー」に替えたのですが、それは飼い始めてから数か月経ってからでした………

 

何を材料にしているのかわからないドックフードについて、下記の記事を是非読んでください!

◆ペットフードの不都合な真実-レンダリングの闇

◆中国産原料がペットの病気につながる?

◆安楽死の犬や猫はペットフードにされる⁈

◆ペットフードの不都合な真実1-間違いだらけのフード選び

◆ペットフードの不都合な真実2-食いつきだけで選んでいませんか?

◆ペットフードの不都合な真実3-低価格第一主義の怖さ!

◆ペットフードの不都合な真実4-国産フード、でも原料は中国産?

◆ペットフードの不都合な真実5-総合栄養食なら安心?

◆ペットフードの不都合な真実6-先生オススメの療法食が安全?

◆ペットフードの不都合な真実7-ペット安楽死の闇

◆ペットフードの不都合な真実8-ペットフード表記の闇


初めて飼った犬シェルティー「なお」


こんにちは!「ちゅら」と過ごす愛おしい日々を送っている飯田です。

今日は少し昔話をしようと思います。

 

私が生まれて初めて犬を飼うことになったのは、弟が就職先の仙台から実家に戻って来た時、まだ仔犬のシェルティー(シェットランドシープドッグ)の「なお」を一緒に連れて来たからです。

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私は犬に何かされたことがないのにもかかわらず「怖い」と思って生きていたので、本当に小さな仔犬の「なお」さえも怖くてどう接したらいいのか分からない状態でした。

それを察するかのように「なお」は私にだけ甘噛みをして来たので、どうして私だけ噛むの?と毎日半泣きになりながら過ごしていました。

 

「なお」はとっても頭が良く、教えたことは2,3回で覚える子でした。

私にだけしていた甘噛みは、私が「なお」に慣れ、素直に愛情を注げるようになっていた時には全くなくなっていました。

それだけではなく、遊んでいる時ちょっとした拍子で「なお」の歯が人間の一部に触れると、自分が悪いとすぐ反省するほど、噛むことはいけないのだと強く認識していました。

その他の躾に関しては、すでに弟がちゃんとしていたので、私は躾をする経験がないまま「なお」と楽しくて愛しい日々を暮らしていました。

 

そんな可愛くて愛おしくてたまらない「なお」と毎日過ごしていたにも関わらず「犬の十戒」はもちろん知らず、ペットフードの重要性病気に対する心構え等、犬を飼うということに対して深く考えずにいたのです。

 

その無知で何も考えずに過ごしてきたことを、激しく後悔する時が「なお」を飼い始めてから6年経ったころに訪れました。

「リンパ腫」になってしまったのです。

犬のリンパ腫については原因はハッキリ解明されていないようですが、もし「なお」を飼う時に「ヤラー」を知っていたらリンパ腫の発症をもっと遅くできたかもしれない。リンパ腫が発症しなかったかもしれない。リンパ腫との関係性はわからないけれども、明らかに体に悪いドッグフードを与えていたのは確かです。私はただひたすら悔やまずにはいられなかったのです。


今更だけど聞いてもいいかな?フィラリア予防の質問6つ


フィラリア予防はいつからいつまで?

 

フィラリア症は蚊を媒介して感染する病気です。

[どんな病気なのかはこちらの記事を→獣医師小林のフィラリア症のシンプル解説]
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  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

狂犬病 あなたの認識は正しい?


狂犬病は撲滅されたんでしょ?

 

日本国内では1956年以降、人の狂犬病発症がなく、動物では1957年の猫が最後でした。

しかし、2006年にフィリピンで犬にかまれ、帰国後に死亡した輸入感染事例があり、全世界では年間約5万5千人が死亡しているのが現状で、完全に撲滅された病気ではありません。

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  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

すばる動物病院に行ってワクチンを受けませんか?ご来院特典あります!


すばる動物病院はここです!

 

すばる動物病院の院長、小林 航です。

今日はご来院特典のご説明と自己紹介をしたいと思います。

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  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

多頭飼い?お友達と一緒?集まるとお得です!


多頭飼いの飼主さんも安心の多頭割

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  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

春のワクチン、フィラリア予防シーズンが始まります


春の予防医療シーズン始まります

 

春から夏へ向け、気温が上がると出てくるのが虫です。

 

台所でゴキブリに出会うことも増え、

公園ではノミが芝生で跳ねているのが見え、

草むらにはダニが潜む。

 

虫も人間と同じように、毎年毎年、命を紡いでいく。ボクらはみんな生きているのです。

 

そんな虫の中でも一番厄介なのが「蚊」です。

 

 

 

実は、人間を殺す動物のトップが「蚊」なのです。

 

サメとかクマとか、ワニやライオンのようなめっぽう強そうな動物よりも

蚊はダントツに多くの人を殺しています。

 

年間75万人以上の人々が蚊が媒介するマラリヤなどの病気で命を落としますが、意外にもサメは10人、ライオンでも100人くらいしか殺していないそうです。

 

→参考記事「最も多くの人間を殺している生き物は?」

 

 

 

犬にとっても「蚊」は、人間同様とても厄介な虫です。

 

そう、蚊が媒介する「フィラリア」(犬糸状虫)によって、フィラリア症が発症するのです。

フィラリア症によって、心臓や肺動脈などに寄生し、内臓に障害を起こして最悪の場合は死に至ります。

 

発症してから体内のフィラリア成虫を取り除くには手術が必要になり、犬の負担も飼い主さんの金銭的負担も大きくなってしまいます。

 

なので、毎年蚊の発生するシーズンにはフィラリア予防薬の投与がオススメなのです。

 

 

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すばる動物病院は往診は4都市限定です

 

すばる動物病院では、ワクチン接種やフィラリア予防薬の処方を、往診で行っております。

往診対応地域は「足利市」「佐野市」「太田市」「館林市」の4つの地域となります。

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病院へ連れて行くのが困難な方、わんちゃん・猫ちゃんの負担を減らしてあげたいと考える飼い主さんなど、ぜひ往診によるワクチン接種やフィラリア症予防薬処方をお申し込み下さい。

※各地域への往診予定日がありますのでご確認下さい。往診予定日での往診であれば、往診料は無料となります。

(往診予定日外、個別のご希望への対応、薬価の合計が5,400円を下回る場合は往診料が発生致します。)

 

→ お電話は院長携帯 080−9509−9696

→ ルシアン事務所  0284−73−3636

 

「足利市」「佐野市」「太田市」「館林市」の方は、こちらからもお申し込み可能です。

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往診もいいけど来院もね! すばる動物病院「ご来院特典」

 

すばる動物病院までご来院いただいて、「ワクチン接種」または「フィラリア症予防薬処方(8回セット)」をお受けいただいた方に、「ご来院特典」をご用意しております。

 

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本年度のプレゼントは

アクアリブ原液2リットル+スプレーセット」です。

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 →「ご来院特典」のプレゼント詳細に関しては、こちらのページをご覧下さい。

ご来院くださる際は、院長不在の場合などもございますので、事前に下記までご予約のお電話を頂戴できますとスムーズです。

→ お電話は院長携帯 080−9509−9696

→ ルシアン事務所  0284−73−3636

 

多頭飼いの飼い主さん、お友達と集まれる飼い主さんは

お得な「多頭割」をご利用ください。

 

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  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

飼い主の愛犬を思う気持ちが生んだフード/ヤラーオーガニック物語-3


オーガニック認証の原料だけで作ろう!

 

 

では、そろそろメイは引っ込んで、ロエレビンクさんとダノのお話に戻りましょう

ロエレビンクさんは、とにかく徹底して「オーガニック認証」のある原料だけを使うことにしました。

そして、ダノが元気になった姿を思い浮かべながらフードを作りました。

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初めての試みですから、うまくいかないこともたくさんありました。

何度やめてしまおうかと思ったか知れません。

途中でくじけそうになったロエレビンクさんを奮い立たせたのは

ダノを思う強い気持ちでした。

試行錯誤を繰り返し、あきらめなかったロエレビンクさんの強い意志が

世界で初めてのオーガニックペットフードを誕生させることになります。

ダノと同じように、薬の使用をやめられないのに、症状は一向に良くならないペットのために

ロエレビンクさんは、「ヤラー」というオーガニックペットフードのブランドを立ち上げます。

 

1992年、

まだ人間の食べ物も、オーガニックなど注目されていなかった時代に

ロエレビンクさんは、世界で初めてのオーガニックペットフードを作ったのです。

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世界初のオーガニックペットフードには「100%オーガニックドッグフード」という名前が与えられました。

100%オーガニックの素材だけで作られた記念すべき最初のフード。

 

 

パッケージには元気になった誇らしげなダノが、プリントされています。

こうしてダノは健康を取り戻しました。

もう、ステロイドも抗生物質も使う必要がありません。

飼い主にとってこんなに喜ばしいことはありません。

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もう、一生薬漬けで、病院とも縁が切れずに過ごすのかと思っていた暗い気持ちが、

一緒に生活を楽しむ余裕のあるものへと変わっていきました。

ロエレビンクさんは、嬉しくて仕方がありません。

ダノの苦しむ姿は、もうないのです!

元気に走り回るダノがいるのです。

 

 

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あなたの愛犬、愛猫はなんらかのトラブルがありませんか?

皮膚を痒がる。

皮膚に赤みがある。

脱毛が激しい。

涙やけで目の周りが黒い。

下痢や嘔吐を頻繁に繰り返す。

毛ツヤが悪い。

体臭や口臭がある。

手足の先をよく舐めて毛が変色している。

耳の中の汚れがひどい。等々。。。

お薬を使っているのに、有名なメーカーのフードを食べさせているのに。

そんな疑問をお持ちなら、ぜひ「食」の重要性を改めて見つめてみて下さい。

食べ物が体を作ります。

自分の子供に毎日マク◯ナル◯のハンバーガーを与えたいですか?

考えずに与えているフードは、毎日ハンバーガーを与えるのと、実は同じなんです。

次回からは、オーガニック認証があるフードと、そうでないフードどれだけ違うのか詳しくご説明します。

 

 

  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

ダノの皮膚病 / ヤラーオーガニック物語-2


 ダノの皮膚病

 

いつ頃からでしょうか?

ダノの成長に伴い、ロエレビンクさんには悩みができました。

ダノが痒がって体を搔きむしるようになってきたのです。

 

 

獣医さんに行くと、皮膚炎ですからお薬を塗ってくださいね、と言われ、ステロイドが処方されました。
愛犬や愛猫の皮膚トラブルに悩んだことのある飼い主さんなら、きっと同じ経験をされているかと思います。

 

ステロイドを塗ると、一時的に症状は収まり、良くなったように感じます。

しかし、ほっと一息ついたのもつかの間、また同じ症状がやって来る。

薬を塗っても以前ほど良くならなず、がだんだん薬が効かなくなっているような気がする。

 

 

 

先生、どうも思わしくないのですが。

 

そうですか、。。では、、、、、

 

 

 

、、、こうして違う種類のステロイドが処方されていく。

症状は繰り返し起こり、いつしか慢性化。

 

 

一生ステロイドが手放せない生活になってしまうのか?

ステロイドを使う以外に改善の道は無いのだろうか?

 

愛するダノのために、僕はいったい何をしてあげられるんだろう?

 

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食べ物が体を作り、食べ物が病気も作るんだ!

 

 

そんな時、ロエレビンクさんは、食べ物を変えて慢性病を克服した人の話を耳にします。

食べ物か!!

ダノの食事には気を遣ってきたつもりだった。

 

体が大きいのでたくさん食べるから、フードの出費は大きい。

でも、なるべく値段が高くて上質と思われるもの、

知名度の高い、有名なブランドのフードを選んできた。

 

 

なのに、なぜダノの皮膚病は一向に良くならないのだろう?

 

そのフードの原料はいったい何だったんだろう?

ダノは何を食べていたんだ?僕はダノに何を食べさせていたんだろう?

 

 

 

食生活を変え、オーガニックの食材で健康を取り戻した人がいるのなら、犬だって同じはず。

食べ物が体に影響していたのなら、食べ物を変え変えればダノの体だって変わるに違いない。

 

僕はダノの健康を取り戻すためなら何でもするよ!

ロエレビンクさんは、そう決心します。

 

そして、オーガニックの原料だけを使ってダノが安心して食べられるフードを作ることにしたのです。

 

 

 

食べ物を変えれば、ステロイドなど使わなくても皮膚病は治るはず!

ロエレビンクさんはそう考えたのです。

 

 

 

 

 愛犬の健康を願う飼い主の気持ち

 

 

ロエレビンクさんにとって一番大事なのは、愛犬・ダノの健康なのです。

 

 

ダノが皮膚病から脱して健康を取り戻すには、どうすれば良いかを真剣に考えました。

 

そして、ロエレビンクさんは、使う原料に徹底的にこだわることにしました。

 

 

なぜかっていえば、ペットフードの原料の実態を知ってしまったから。

法的規制もゆるくて、使われる原料の質は消費者には知らされないと分かったからです。

 

 

ペットフードの製造メーカーの言っていることは、どこにも保証がなく、

最悪の場合パッケージの表記に「嘘」が書かれていいたとしても、

法的な罰則も監視の目も行き届いていないのです。
だから、自分でしっかり確かめて、信頼のおけるもの、保証のあるものを使うしかないのです。

 

 

誰がどこで、どんな方法で育成したものか、その点を一番に重視しました。

今でいう「トレーサビリティ」というものですね。

 

結果的に「オーガニック認証」の原料を使うことになりました。

 

 

メーカーを信じたら愛犬が死んだ。。。

 

 

ここで、ロエレビンクさんのお話に、メイが口を挟んでみます。

 

一般的にフードメーカーがペットフードを製造する際に重視するのは、

残念ながらそれを食べる犬や猫の健康ではありません。

 

 

どれだけ安い原料を手に入れるか。

どれれだけ多く利益がはじき出せるか。

いかに素敵なキャッチフレーズで飼い主のイメージを喚起することができるか。

 

 

だから、そもそものフードを作る目的がロエレビンクさんとは全く違うのです。

 

 

誰を思って作られたか。

飼い主にとってはとても重要なことですよね。

メーカーにとってはあまり重要ではないかもしれませんが。

 

 

飼い主の思いとメーカーの思惑の違いが浮き彫りになって、

2017年はとても悲しい幕開けになりました。

 

 

年明け早々、Taluraという名前の一匹のパグの女の子が、

「ヒューマングレード」の原料を使っていると書かれたフードを食べて急死してしまったのです。

(※ペットフードの宣伝における「ヒューマングレード」は、人間が食べられるレベルという曖昧な認識で使われ、法的な定義はなく、イメージとして自由に使われています)

 

 

飼い主さんは、メーカーのHPに書かれた「ヒューマングレード」の表記を信じて、

それなりのお値段を払って「ヒューマングレード」のフードを手に入れたわけです。

まさか、それが真っ赤な嘘で、裏切られているなんて夢にも思っていなかったでしょう。

 

 

多分、日本の飼い主さんも、フード製造メーカーの言っていることを信じ切っているのではないでしょうか。

無添加、ナチュラル、総合栄養食、ヒューマングレード、色々なイメージワードが並びます。

 

知名度抜群の有名な大企業が作るフードですもん!

信じて食べさせますよね。

 

 

Taluraが死んでしまいまい、メーカーは何をしたでしょうか?

自主回収、リコール、と言って、製品を市場から回収しました。

でも、Taluraは帰ってきません。

 

とても不公平だと思いませんか?

 

メーカーは、どんな原料を使ってフードが作られているか知っています。

どんな原料を使っているか分かって製造しています。

 

でも、大切な家族に食べさせる飼い主さんには真実の原料は知らされません。

私たち飼い主はは、愛犬・愛猫が死んでしまうまで、食べさせたものの本当の中身が分からないのです。

 

ああ、やっぱりどう考えても不公平だ。。。

 

 


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

がん細胞は酸素が嫌い


ペットの長寿化に伴い、ペットの世界でも人間界同様に生活習慣病が増えました。

生活習慣病の中で、特に有名なのがガンですね。

10歳以上のペットの約半数がガンで亡くなっている
というデータもあります。

ガンと聞いただけで、ちょっと身構えてしまいますが、
生活習慣病なのですから、きちんとした生活をしていれば防げもするし
たとえ罹ったとしても、上手におつきあいできるはずです。

がん細胞は、正常細胞とは性質が異なります。

通常、細胞はミトコンドリア系の代謝でエネルギー(ATP)を得ています。
ミトコンドリア系が働きやすいのは
「酸素が十分にある」「体温が高い」「利用するブドウ糖や乳酸、ピルビン酸、脂肪、たんぱく質がある」状態です。
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一方、がん細胞は嫌気性の細胞で、
ミトコンドリア系ではなく、解糖系によりエネルギーを得ています。

解糖系では、酸素を必要とせず、糖質だけを利用してエネルギーを作り出します。
そして、解糖系が働くには、「低体温」「低酸素」「高血糖」の環境が適しています
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がん細胞が、わざわざ効率の悪い解糖系のエネルギー獲得法を選んでいるのは
活性酸素が発生しないようにして
アポトーシス(細胞の自殺)を避けているからだとも言われます。

ということは、がん細胞を増殖させないためには、
十分な酸素が細胞に供給されていれば良い訳ですね。

このようながん細胞の特性を踏まえ、
ドイツの生物化学者のJohanna Budwig博士が、
フラックシードオイルとカッテージチーズで
ペットのためのレシピを考案しました。
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フラックシードオイルは、
DHAやEPAと同様オメガ3の不飽和脂肪酸に属するオイルです。

オメガ3脂肪酸は、抗炎症に働く生理活性物質を生成するので、
ルシアンでも積極的な摂取をお勧めしてきています。
ラ・メールはオメガ3を摂取するためのペットのサプリメントです)

日本にはラ・メールがありますよ、と博士に教えてあげたいところですが、
フラックシードオイルとカッテージチーズのレシピは
飼い主さんにも使っていただけるものですのでご紹介してみたいと思います。

博士によると、高品質のフラックスシードオイルは、
体の細胞に酸素を送り届ける効果が高いのだそうです。
だから、がん細胞の増殖を防ぐ働きをしてくれるということですね。

フラックシードオイルが体に良く吸収されるためには
硫黄を含むタンパク質が必要となるということで、
博士のレシピはタンパク質としてカッテージチーズを使っています。

フラックシードオイルとカッテージチーズのミックスにより
細胞にたくさんの酸素が運ばれ、がん細胞が住みにくい環境にできるという訳ですね。

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フラックシードオイル小さじ2杯  (高品質のものを使い、開封後は必ず冷蔵保存しましょう)
カッテージチーズ 4分の1カップ (オーガニックのもの)

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カッテージチーズが油っぽくなくなるまでよく混ぜ合わせる
油っぽさがなくならないときはカッテージチーズを足す

小型犬や猫は小さじ1〜2杯を1日2〜3回
大型犬はカップ半分を最大量として1日2回
いずれも空腹時に与える 
レギュラーの食事の最低1時間前以上に与えるのが望ましい

※乳製品にアレルギーのあるペットは通常のフードにフラックシードオイルだけをかけるか
 ラ・メールをお使いになることをお勧めします。

飼い主さんが試される場合は、やはり食間の空腹時に食べると良いと思います。
分量の目安の記載がありませんでしたが、
通常の食事に影響のない分量でお試し下さればと思います。

尚、ガンの増殖を抑えるには、糖質の摂取も控えると良いでしょう。

生活習慣を整えて、ヒトもペットも健康に過ごせますよう。


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

グルテンフリーダイエット(8) センシティブでないとダメなわんちゃん達


前回の記事で、テニスのナンバーワン王者のジョコビッチの強さの秘密が
彼の食事(グルテンフリーダイエット)にあったというのをご紹介しました。

本当に、食べ物で体も心も変わるのですね!

ヤラーのラインナップにある「センシティブ」ですが
これはヤラーがグルテンフリーに取り組み始めた初期に完成したフードです。

ヤラーが製造を開始した当時は、
「オーガニック」のペットフードなどどこにも存在すらしなかった時代です。
世界で最初のオーガニックフードを作った、先見の明のある先駆者といえます。

センシティブができた当時も、
グルテンフリーのペットフードなど注目すら浴びてはいませんでした。

10年ほど前になるでしょうか。
オランダからクールコンテナで運ばれてくるヤラーの
日本の港への入荷が遅れた事がありました。

いつ入荷するか、今船はどこまで来たかと
輸入元へ毎日電話をしていたのを記憶しています。

この時、私が輸入元の担当者にせっついて、
半分パニックになっていたのには理由があります。

この時私は「センシティブ」の入荷を一日千秋の思いで待っていました。

ルシアンは、
「自分たちが実際に使ってみて自信を持ってお勧めできるもの」
「安全性を確認して、自分でも自分のペットにも使って良いと思うもの」
だけを取り扱うという方針でやって参りました。
(なので取り扱い商品が極端に限られています・汗)

一時期、代表者がパピヨン、チワワ、プードルのブリーディングをしていたこともあり、
ブリーディングの基本となる親犬たちの健康を維持するための食事には
随分と悩み、試行錯誤をしてきています。

手作り食も試しましたし、
プレミアムフードと呼ばれる銘柄はほとんど全てを試したと思います。

しかし、いくらフードを変えても、消化器の調子は改善せず、
毎日のように誰かが下痢をするので、私は顕微鏡とにらめっこし続けていました。

皮膚のカイカイが治らない子もいたし、
耳の中が黒く汚れたり、口臭がひどかったり、涙やけなどのトラブルも多かったです。

そんな時期に出会ったのがオーガニック認証のヤラーでした。
早速使ってみると、皮膚のトラブルも消化器のトラブルもいつの間にか改善してしまい、
それからというもの、下痢の原因究明のための顕微鏡検査はお役ご免となってしまいました。

コレはいいじゃないかと、ブリーダーさん達にお勧めして回りましたが、
そんな値段の高いフードなんか使えるものかと一蹴されてしまいました。

実際に、大手フードメーカーのプレミアムフードの
「ブリーダーパック」というのは、信じられないほどのお値段で手に入ります。
(アイ○ス・ユ○ヌバ、サイエン○ダイエット、ソリッド○ールド、ロイヤル○ナン、ナチュ○ルチョイス、プロ○ランなど
有名ブリーダー推奨とか言っているプレミアムフード、沢山ありますよね。)

犬の健康に重点を置くのではなく、
収益性だけを追い求めたなら、ヤラーを選ぶブリーダーさんがいなくて当然ですね。

でも、意識の高い一部の飼い主さんは、とても関心を持って下さいました。

ヤラーをご紹介し始めて、多くの飼い主さんとご縁をいただきました。

色々なトラブルから抜け出したわんちゃん達の
ビフォー・アフターのお写真を見るにつけ
食べ物の大切さを益々痛感するようになり、
私の選択は間違っていなかったという確信にもつながりました。

ヤラーのフードは、全てオーガニックの原料で作られます。
農薬や抗生物質やホルモン剤の残留はありません。

なので、ほとんどの子がヤラーを食べることで体の中からキレイになって
体の外側に出てきていた症状が改善していきます。

でも、どうしても時々お腹を壊す、という子が稀に存在するのです。

なぜだろうと疑問に思っていましたが、グルテンアレルギーに思い至り
センシティブをお勧めすると、ぴたりと下痢をすることがなくなるのです。

数字に弱い私ですから、きちんと統計を取った訳でもないので
全くもって感覚でしかないのですが、
センシティブじゃないとダメな子は、
ゴールデンレトリーバー、ボーダーコリー、柴犬に多かった気がします。
もちろん個体差があるので、それ以外の犬種にもグルテンに不耐性を持つ子はいます。

10年ほど前の入荷が遅れたあの時、
センシティブじゃなくちゃダメなわんちゃん達に
一刻も早くセンシティブをお届けしなくちゃならなかったのです。

グルテンを消化できないわんちゃん達には
センシティブはどうしても代替え品のない必需品だったのです。

■グルテンフリーダイエット(1) ピザもラーメンもパンも食べない
■グルテンフリーダイエット(2) グルテンって何だ?
■グルテンフリーダイエット(3) 小麦粉の日本侵略
■グルテンフリーダイエット(4) グルテン不耐の症状
■グルテンフリーダイエット(5) 133人に1人
■グルテンフリーダイエット(6) 食べるものあるの?
■グルテンフリーダイエット(7) ジョコビッチの快進撃
■グルテンフリーダイエット(8) センシティブでないとダメなわんちゃん達


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

犬と猫が食べてはいけない食べ物


こんにちは。獣医師の小林です。

前回は「危険な植物」についてでしたが、今回は「食べ物」です。

人間が食べても大丈夫だけど、犬や猫には危険な食べ物についてです。
食べ物については、植物よりはご存知の方が多いのではないかと思います。

chocolate

カカオ類

(チョコレート、ココアなど)

カカオ豆に含まれるメチルキサンチン類(カフェイン、テオフィリン、テオブロミンなど)が中枢神経を刺激します。特に犬はテオブロミンの代謝が遅いと言われているので注意が必要です。これらメチルキサンチン類をペットが摂取した場合、嘔吐、下痢、吐き気、激しい喉の渇きや尿意、心拍異常、痙攣、発作を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
昨今、ポリフェノールの健康効果を謳った高カカオチョコレートが人気となっていますが、こちらは普通のチョコレートに比べ、テオブロミンが2.3~4.5倍mカフェインが2.3~4.0倍含まれているという報告が出ています。(by 国民生活センター)ペットが食べないように、より注意が必要と言えますね。また、眠気防止効果を謳ったガムにもカフェインが含まれているので、キシリトール入りのガムではないからといって油断しないようにしましょう。
アメリカのポインズンコントロールセンターでは、「チョコレート、コーヒー、カフェイン」という項目で注意を促しています。カフェインは緑茶や紅茶などにも含まれます。チョコレートだけでなく、お茶やココアにも注意して下さい。
tamanegi

ネギ類

(玉ねぎ、長ネギ、ニラなど)やニンニク
ユリ科/ネギ属

玉ねぎに含まれるアリルプロピルジサルファイドが、ヘモグロビンを酸化しハインツ小体というものが形成されます。ハインツ小体が形成されると赤血球が弾力を失い壊れやすくなり、溶血性の貧血を引き起こします。
玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどユリ科・ネギ属の植物が該当しますが、それぞれ有毒成分の含有量が違うため危険度が異なります。また、反応には個体差が大きく関係するため、一概にどの程度の量が危険という目安が出しにくいとも言えます。玉ねぎのエキスが出ているスープを飲んで異常をきたした報告例や、玉演技を食べても何も起こらなかったという場合もあり、致死量などはっきりしていません。ニンニクは、害虫予防や精力回復のために少量使われたりもするので、こちらも有害性や影響量に関しては不明です。何れにしても、大量に与えるようなことは厳禁と心得ておくべきでしょう。
また「危険な植物」の記事で、ユリ科の植物が猫にはよりダメージを与えると書いたように、こちらのユリ科・ネギ属の食べ物も、犬より猫に大きく影響を与えるようです。
grape

ブドウ、干しぶどう

ブドウやレーズンに含まれる有毒物質についてはまだはっきり分かっていませんが、犬や猫には有毒であるという言われています。症例は主に飼い主からの報告によるもので、猫については不明な部分が多いようです。ブドウやレーズンにより、主に腎臓障害を起こし、既に何らかの健康不安を抱えたペットにはより大きな脅威となりうるので注意が必要です。玉ねぎなどと同様、摂取による影響や因果関係は解明されておらず、個体差により症状ので方もまちまちです。臨床例で有害性が実証されているので、避けるべき食材と言えます。
Avocado

アボカド

ペルジンという有毒成分が、果実、葉、種や樹皮にも含まれていて、犬や猫に嘔吐や下痢を引き起こします。大量に食べた場合に症状が現れますが、犬や猫より、鳥類やげっ歯類などの小動物に対する影響が強く発現するため、それらの動物には少量であっても危険。
不飽和脂肪酸を豊富に含み、コクのある美味しい果物ですので、食材として使っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?メキシコや中南米の原産の植物で、ルシアンの古瀬のいるカリフォルニアでは、庭先にアボカドの木があって鮮やかな緑色の実を採ってきて黒くなるまで追熟させて食べるそうです。庭からアボカドなんて日本では考えられないシチュエーションですね。
nuts_macadamia

マカダミアナッツ

ハワイ土産でもらう、マカダミアナッツチョコレートは美味しいですが、犬にとっては大変危険な食べ物のようです。何しろ、チョコレートとマカダミアナッツのダブル攻撃ですからね。
マカダミアナッツは、衰弱、嘔吐、無気力、震えや異常な高熱を引き起こします。これは犬についての報告のみで、猫に関しては分かっていません。症状は摂取後12時間以内に発現し、48時間程度続くと言われています。
こちらも解明されていない部分が多いですが、避けたほうが賢明といえる食材のようです。
xylitolgum

キシリトール

キシリトールは、広く使用されている甘味料の一種で、ガムだけにとどまらず、キャンデーやクッキー、歯磨き粉にまで含まれています。犬にとってはチョコレートより危険と言われます。犬が摂取するとインシュリンを増加させ、低血糖や肝臓障害を引き起こします。主な症状は無気力、昏睡、運動障害など。ポケットやバッグに忍ばせたガムを飼い犬が盗み食いしないよう、十分に気をつけて下さい。猫に関する報告がないため、猫への有害性は不明です。
drink_cocktail

アルコール

アルコールを含む飲み物や食べ物は、嘔吐、下痢、運動機能低下、中枢神経系の機能抑制、震え、アシドーシスなどを引き起こし、昏睡から死に至ることもあります。
pizza_mawashi

イースト生地

生のイーストは食べた後に胃の中で膨らみ、動物の消化管の中でガズを発生させたり増やしたりします。これは痛みの原因になったり、腸管破裂を引き起こしたりします。焼いた後のイースト生地はイーストが完全に発酵し終わっているので、ガスの発生などのリスクが下がります。ペットはおやつとしてパンをもらったりしますが、おやつのカロリーは1日の摂取カロリーの5〜10%以内に抑えないといけません。
milk_ushi

牛乳

ペットは乳糖分解酵素を持っていないので、牛乳や乳製品の摂取により下痢や消化器系の不調を引き起こします。
egg_ware

生卵、生肉

生肉や生卵はサルモネラ菌や大腸菌などの細菌を含んでいる可能性があります。加えて、生の卵白に含まれるアビジンという酵素が、ビオチン(ビタミンB類)の腸管からの吸収を妨げるため、皮膚やコートのトラブルを招きます。

このほかにも、アワビやサザエなどの貝類で猫が光線過敏症になったり、
スルメなど乾燥させた海産物が胃の中で膨張して腸を通過できない、食道に詰まるなど
注意すべき食材がまだまだあります。

有毒素を含む訳ではないけど、マグネシウムの含有量が多いので泌尿器疾患の誘因となる可能性がある煮干や鰹節なども注意が必要ですし、
良い水を与えたいと思って選んだミネラルウォーターが、ミネラル分が多すぎて犬や猫には不向きという場合もあります。

大量に与えなければ大丈夫だったり、体質的に過敏でない子もいるでしょうが
致死量や直接の因果関係など、解明できていない面も多いので
事故報告例の上がっている危険な食べ物は、極力避けるべきと思っていた方が安全だと思います。


  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

1000頭以上の犬の死因は中国産ジャーキーか?


中国産原料がペットの病気に関連しているかも?
中国産原料で作っても『国産フード」

という、中国産ペットフードの問題を取り上げてきました。

では、前回ご紹介したTruth About Pet Food主宰のスーザンさんが
何故中国産ジャーキーを問題視しているのか?
その辺の事情をお話ししたいと思います。

アメリカで2014年に、
中国産ジャーキーを食べて1000頭以上の犬が死んだという事件が起きました。

byouki_dog

2014年5月1日時点で
・FDAが受けった報告数:4,800件
・病気になったペットの数:犬:5,600匹 猫:24匹 
・死亡の報告:犬:1,000匹以上

↑この報告に対してFDAが行った調査結果がこれです。↓

【6月18日 AFP】米国で中国製のペット用ジャーキーを食べた1000匹以上の犬が死んだ問題を調査している
米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)は17日、
米議会中国問題執行委員会(Congressional-Executive Commission on China、CECC)の公聴会で、
これらの犬の死因はまだ特定できていないと報告した。

 FDA動物用医薬品センター(Center for Veterinary Medicine)のトレーシー・フォーファ(Tracey Forfa)氏は同委員会に対し、
中国から輸入されたジャーキー製品が原因で体調を崩したことが報告されている犬の数は、
2007年以降で5600匹以上に上ると報告した上で、
「徹底的な科学的調査が行われたものの、残念ながらFDAは、報告があった体調不良や死の原因を特定することはできていない」と述べた。

 同氏によると、体調を崩した犬のサイズ、年齢、犬種はさまざまで、
うち60%に胃腸疾患、30%に腎臓や泌尿器の問題がみられた。
中にはファンコーニ症候群と呼ばれる珍しい病気になった犬もいたという。

 消費者の間での懸念拡大を受け、ペット用品販売大手のペットコ(Petco)とペットスマート(Petsmart)は、
数か月以内に店頭から中国製ペットフードを全て撤去すると発表している。

事件の概要だけで、疑わしいメーカー名や種類などの踏み込んだ報告はありません。

「これは中国産ジャーキーですよ!」と、
はっきり「中国産」ということがパッケージを見て判断できれば
購入の際の判断材料となりますが
原料が中国産で、アメリカ製だったり、日本製だったりするものは、もうお手上げです。
消費者には、判断する材料すら与えられていません。

中国産ジャーキー問題を年代順に追ってみると、
FDAが初めてチキンジャーキーに対する警告を出したのが
2007年9月で、原因のメーカーやブランド名なども不明です。
   ↓
2011年11月に改めて警告を出した際には
「中国産ジャーキー」に対する警告となっていました。
   ↓
2012年3月にアメリカの放送局NBCが、少なくとも600匹の犬が病気になったとニュースで伝えました。
腎不全や慢性的な疾患と関連があるメーカー名を公表したが、メーカーは反論。
報告された主なメーカーはネスレ・ピュリナ、デルモンテ
   ↓
2013年1月には
ネスレ・ピュリナとデルモンテが自社で販売している中国産チキンジャーキーを市場から回収したと発表しました。
ニューヨーク州農務省が、米国では禁止されている抗生物質をチキンジャーキーから発見したためです。
   ↓
そして冒頭の2014年5月のFDAへの事故報告と
同年6月のFDAの調査が行われたというところへつながっていきます。

中国の畜産現場ではコリスチンという抗生物質が家畜の飼料に大量に混ぜられています。
これは、抗生物質と耐性菌の問題で明るみに出ました。

fat drug pig

スーザンさんの「中国産ジャーキーがペットの病気を引き起こしている」、
という推論の根拠がお分かりいただけたと思います。

中国産ジャーキーと分かれば、選別可能ですから買わずにおけば良いのですが、
原料が中国産であっても、「アメリカ製」や「日本の国産フード」と書かれていたら
選別など不可能です。

中国産原料で作られる、日本の「国産フード」が原因で
死亡するペットの報告例が出ないことを祈りたいです。


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

要注意の危険な植物 for dogs and cats


こんにちは。獣医師の小林です。

前回と前々回の2回にわたって、ペットの誤食について、
キシリトールが犬にとって脅威になることと、
犬猫の誤食事故を引き起こす原因物質は何かというデータを見てきました。

今回は、犬や猫が食べてしまったら危険な植物について書いてみようと思います。

基本的には、人間に害を及ぼす毒性のある植物はペットにも有害となるでしょう。
日本には200種類以上の毒性植物が存在するとも言われています。
ですが、今回は200種類を書き連ねはしませんよ。

植物の中でも、特に犬や猫に影響を及ぼすというデータがあるものを拾っていきたいと思います。

最初に挙げたユリ科の植物は、たとえ葉っぱ一枚でもあっても
特に猫に対して重篤な影響を与えます。
下記↓のデータも参考にして、猫ちゃんの飼い主さんはユリ科の植物には十分注意してくださいね!

ASPCA・アニマル・ポイズン・コントロール・センター
獣医師ペトラ・ヴォルマーによる報告[猫におけるユリ科植物の毒性]
猫がユリ科の植物を摂取した2時間以内に、嘔吐、食欲不振、意欲減退などの症状が現れ、
この症状はおおよそ12時間以内には軽減するでしょう。
摂取後24時間から72時間かけて、血中尿素窒素・クレアチン・カリウム・リンの濃度が上昇することにより
食欲不振、意欲減退は継続します。
by Petra A. Volmer, DVM, MS, Dipl. ABVT, Dipl. ABT, ASPCA Animal Poison Control Center
データ参照元:Veterinary Medicine

⚫️ユリ科植物は岡山理科大学のページで画像と一緒に見ることができます

  

アメリカ動物虐待防止協会アニマル・ポイズン・コントロール・センターに寄せられた誤食事故報告をもとに
ペットが誤って食べると危険な植物のリストをご紹介します。
Asiatic Lilies(Lilium sp.) テッポウユリ、タカサゴユリなど
ユリ科ユリ属の植物

葉が茎から放射状に広がり、大きなトランペット状の花を付ける。黄色・白・オレンジ・ピンク・赤など多くの色の花がある。全草に毒素を持つが、特に花粉にさらされると急性腎障害を引き起こす。
猫はユリ科の植物で腎不全に至ることがある。
lilies-asiayic
Daylilies(Hemerocallis sp.)ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲなど
ユリ科ワスレグザ属の植物

ユリ属の花と似通った花を咲かせるが、葉は草状をしている。ユリ科ユリ属の植物と同様、全草に毒素を持つが、特に花粉にさらされると急性腎障害を引き起こす。
猫のみ影響を受け腎不全を起こす。
lilies-daylilies
Peace Lilies(Spathipyllum) スパティフィラム
サトイモ科スパティフィラム属の植物

鮮やかな緑色の艶のある葉を持つ。主に白い独特な花を付ける。花色は黄色もしくは緑色のものもある。不溶性のシュウ酸カルシウム結晶を含み、動物が噛むと即座に炎症を起こす。口腔の炎症、唾液過多、嘔吐、下痢などの症状がみられる。口腔、咽頭、舌の腫れを引き起こす。
lilies-peace lilies spathiphyllum
Lily of the valley(Convallaria sp.) スズラン
スズランは群生するため一見沢山の葉が付いているように見えるが、一株につき2枚の光沢のある葉を持つ。春先に細い茎の先にボール状で白かピンク色の花を付ける。全草が有毒で、嘔吐、不整脈、徐脈、高カリウム血症を起こし死亡する可能性も。
lilies-lily of the valley
Tulip/Narcissus Bulbs チューリップスイセンの球根
チューリップもユリ科の植物だが、ここでは球根に毒性があるということでスイセンと一緒にリストアップした。含有する毒素により、中枢神経系の機能低下、激しい胃腸の炎症、涎、食欲減退、痙攣、心臓異常を引き起こす。
tulip01
Azalea/Rhododendron シャクナゲ/アザレア
ツツジ科ツツジ属の植物
グラヤノトキシン(Grayanotoxin)と呼ばれる有毒物質を含み、動物が摂取すると、嘔吐、涎、下痢、中枢神経系の衰弱及び機能低下を起こす。アザレアの強力な毒素は、心臓血管を破壊し最終的に昏睡と死を招く。
azalea
Oleander オレアンダー/セイヨウキョウチクトウ
キョウチクトウ科キョウチクトウ属の植物

キョウチクトウの乳液は有毒で、強心配糖体を含み、それにより深刻な消化管の炎症や心臓機能異常、低体温を起こし死に至ることもある。
oleander
Castor Bean トウゴマの実(Ricinus communis)
トウダイグサ科トウゴマ属の植物

トウゴマの有毒成分はリチンと呼ばれる有毒タンパク質で、激しい腹痛、涎、嘔吐、下痢、激しい喉の渇き、衰弱、食欲減退などを引き起こす。
特に重篤なケースでは、脱水、筋肉の痙攣、震え、昏睡及び死に至る可能性も。
caster bean
Cyclamen シクラメン
サクラソウ科シクラメン属の植物

様々な花色があり、冬場に出回る人気の高い鉢植植物。シクラミンという有毒物質を含む。シクラミンは特に根に集中してみられる。嘔吐を含む胃腸の甚だしい炎症を引き起こし、死亡例も報告されている。
CyclamenPink
Yew(Taxus spp)イチイ
イチイ科イチイ属の植物

タキシンという名で知られる有毒成分は、中枢神経系に影響を与え、震えや呼吸困難、運動神経障害を引き起こす。また激しい胃腸の炎症や心不全など、死亡例に結びつく症例が引き起こされることもある。
yew
Amaryllis アマリリス
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の植物

人気のあるガーデン植物。日本に自生のヒガンバナ科の植物は、ヒガンバナやキツネノカミソリなどだが、昨今は園芸種の大型の花をつける品種も出回ってきている。含まれる毒素は嘔吐や無気力、下痢、唾液過多、神経性食欲不振、震えなどを引き起こす。
amaryllis
Autumn Crocus イヌサフラン
かつてはユリ科に分類されていたが、現在はイヌサフラン科に分類されている。
含有の有毒成分コルヒチンにより口腔の炎症、吐血、下痢、多臓器障害を引き起こす。
autumn crocus
Chrysanthemum 菊キク科キク属の植物
⇨wikiキク属

切り花としても庭に植える植物としてもとても馴染み深い花である。キク科の植物は、ピレスリンを含む。万一ペットが摂取した場合、涎や嘔吐、下痢などの胃腸障害を引き起こす。植物のどの部分でも、過度に摂取した場合は、衰弱や運動障害なども起こりうる。
mum
Kalanchoe カランコエ
ベンケイ草科の植物

ペットが摂取すると、胃腸の炎症や障害、心臓及び心拍数や脈拍への重大な影響を及ぼします。
kalanchoe
Sago Palm(Cycas Revoluta) ソテツ
ソテツ科ソテツ属の植物

特に種子に有毒成分のサイカシンを多量に含む。1粒か2粒の種子を摂取しただけで、嘔吐、下痢、無気力、卒中、肝不全などの重篤な症状を引き起こす。
sago palm
English Ivy(Hedera helix) セイヨウキヅタ
ウコギ科キヅタ属の植物

園芸用植物として広く利用されているが、キヅタ属の植物はサポニンを含み、ペットが摂取すると嘔吐、腹痛、唾液過多、下痢などを引き起こす。
ivy
Schefflera(Schefflera and Brassaia actinophylla)
ウコギ科シェフレア属/ブラッサイア属の植物

カポックと言う名前で広く親しまれている人気のある観葉植物。広く普及しているがペットには要注意の植物。シュウ酸カルシウム結晶を含み、ペットが摂取した場合、口腔の炎症、唾液過多、嚥下困難、唇や舌の激しい痛みと炎症を引き起こす。
Schefflera_Actinaphylla
Pothos ポトス
サトイモ科の植物

少ない光量でも生育する丈夫な葉を持つため、人気の観葉植物。ペットが噛んだり飲みこんだりすると、口腔の著しい腫れや、消化管の重篤な炎症を引き起こす。
potosu2
Marijuana カンナビス 大麻
コンパニオンアニマルが摂取すると、中枢神経系の機能低下、運動神経障害、嘔吐、下痢、涎、心拍数増加、昏睡などを引き起こす。日本では合法化されていない植物なのでお目にかかることはないかもしれませんが、アメリカのポインズンコントロールセンターのリストにあったので念のため。
cannabis

上記の表には、アメリカのアニマルポインズンコントロールセンターに
症例報告例のあるものをリストアップしました。

庭の園芸植物や室内の観葉植物など、人の目を楽しませてくれる植物ですが、
ペットには危険なものがたくさんありますね。

重篤な事故が起きないよう十分に気をつけて選んで下さい。


  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

動物の誤食事故の原因となった危険物トップ10


こんにちは。獣医師の小林です。

前回、キシリトール入りガムに注意して!という記事を書きました。
チョコレートより犬にとっては毒性が強いので
何気なく部屋に置いておくというのはとても危ないですね。

さて、キシリトールガムだけでなく、家の中に潜む危険物。
こちらはASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)の統計データです。
同協会のアニマル・ポイズン・コントロール・センターに寄せられた電話相談の中で
2014年に最も相談件数の多かった危険物のトップ10がランキングで発表されています。

1位:人間用処方薬
その中でも特に多かった3つは、心臓の薬(特に降圧剤など)、抗鬱剤、鎮痛剤です。

2位:人間用市販薬
この中には6,900種類以上の異なる製品が含まれます。
このカテゴリーの事故が増加した背景には、ハーブやその他のナチュラルサプリメントなどの流行があるものと思われます。

3位:殺虫剤
昨年まで2位にランクした殺虫剤が3位にランクを下げました。問い合わせ全体の9.1%を占めます。

4位:家庭用品
洗濯用品、接着剤、ペンキなど、動物が近づくことができておもちゃにしたくるようなモノ。全体の8.1%.

5位:人間の食べ物
犬はキシリトール、ブドウ、干しぶどう、玉ねぎやニンニクが大好きです。
あいにく、彼らは1キロのブドウをたいらげたら救急治療室に行く羽目になることを知りません。

6位:獣医薬(動物用医薬品)
主に、非ステロイド抗炎症剤、フィラリア予防薬、関節用サプリメントなど。問い合わせの7.3%。

7位:チョコレート
1日に平均26件の電話があります。
特にイースター、ハロウィーン、バレンタインデーやクリスマスは、センターと動物病院にチョコレート関連の電話が殺到します。

8位:植物
室内の観葉植物など。猫の問い合わせが犬を上回る項目です。⇨「要注意の危険な植物」の記事はこちら

9位:殺鼠剤
昨年から順位を一つ下げましたが、犬や猫が誤食する可能性のある危険な薬剤の一つです。

10位:芝・園芸用品
ペットの手の届かない所に保管されていない、散布した薬剤が乾く前に芝生や庭に立ち入ることができてしまうなどの問題があります。

pills_1

飼い主さんの医薬品を誤飲してしまうことが多いという結果になっています。

特に犬や猫にとって危険な人間用の市販薬の成分は
NSAID(非ステロイド系抗炎症剤)のイブプロフェンやナプロキセンなどです。
風邪を引いた時にお世話になったことがあると思います。
犬猫には少量でもとても危険です。

同じく、一般的な鎮痛解熱剤の成分、アセトアミノフェンも注意が必要です。
アセトアミノフェンは特に猫に影響が強く出て、赤血球にダメージを与え酸素供給に支障をきたし、
効き目の強い薬剤だとたった1錠でも致命傷となることがあります。

5位にランクインした「人間の食べ物」のカテゴリーの中に、前回の記事で書いたキシリトールガムが入っているはずです。
chocolate
チョコレートも人間の食べ物のうちの一つですが、単独カテゴリーとして立てられるほど件数が多いということでしょう。

ペットは、思いの外手先が器用だったり、
興味を持ったものを手に入れるために執念を燃やしてしまうことも多々あります。

開けられるはずないと思う扉を開けてしまう猫ちゃんの動画を見たことがありませんか?

人間の不注意からペットが危険な目に遭わないよう
日頃から十分に注意をしていくことが大切ですね。

危険な”人間用の食べ物”と”植物”の詳細を、次回からのブログで引き続きご説明したいと思います。


  • ルシアン代表・すばる動物病院院長。栃木県生まれ。酪農学園大学獣医学部卒、獣医皮膚科学会所属獣医師。薬の長期連続投与より、ナチュラルケや予防医学に力を入れたいという思いから、メディカルハーブ協会・ハーバルセラピスト資格も取得。飼い主さんの良きアドバイザーになれるよう日々勉強中。趣味はスキーとテニス、時々ゴルフ。

中国産原料がペットの病気につながる?


前回の記事で、ペットフードの安全性に関する活動をされているSusanさんの記事
Antibiotic Resistant Gene a Concern for Pets and Peopleが、
小林先生の記事と同様の抗生物質の過剰使用への警告記事だったとご紹介しました。

Susanさんの違った観点からのツッコミが面白かったと書きましたが
ペットフード安全法をかいくぐって製造される『国産フード』が流通する日本で
面白かったー、では済まされない重要な内容なので、
もう一度検討してみたいと思います。

Susanさんの「抗生物質耐性菌遺伝子のペットや人への懸念」
Antibiotic Resistant Gene a Concern for Pets and People記事では、

彼女のこんな見解が紹介されています。

1. コリスチンは家畜及び獣医療現場で特に広範囲に使用されている抗生物質である→

2. 中国は世界一の養豚、養鶏大国で、大量のコリスチンを家畜に投与している→

3. コリスチンは腎臓及び尿路への副作用がある→

4. アメリカには中国産のペットのジャーキーが多く出回っている→

5. 中国産のジャーキーがペットの病気や死と関連しているのではないか

というものです。

Susanさんは、AAFCOの会議に出席されたり、
FDAにペットフードの安全性の確立を訴えたり、
ペットフードの安全に関する多くの活動をされています。

小さな家族であるペットに安全な食べ物を食べさせるべきだという立場にたっておられ
バイプロダクツや中国産の原料に対する注意喚起もされています。

中国産の原料は、アメリカだけでなく、日本でも多く使われています。

日本のペットフード安全法では、中国産の原料を使っていても
日本の工場で製造していれば『国産フード』と言っても問題ありません。

中国産原料なのに『国産』?って、なんだかスッキリしませんね。

実際にメーカーに電話をしてみたところ
「原料が中国産でも、日本で作られているものは、
ちゃ〜んと法律で”国産”と言って良いと認められているんですよ!(知らなかったの?合法なんですよね〜)」
という対応をされました。
実際、小麦やトウモロコシのほとんどを輸入に頼っている日本ですから、
(ペットフードになんでわざわざ数少ない国産の小麦や、国産のトウモロコシを使うんだ?!)
って、電話の対応相手は憤慨されていた様子でした。
たくさんのチキンやポークやビーフも中国から輸入されてきます。

ペットフード安全法では、原産国表示というのがあります。
完全な製品を日本に持ってきて詰め替えるだけでは適用されませんが、
ある程度加工されたものを日本で製品化したり
輸入原料を使って日本で製造すれば、原産国は「日本」になるのです。

大量の抗生物質のパウダーを混ぜた飼料が畜産現場では当たり前に使われています。
抗生物質をミックスすると、短時間で家畜を太らせることができるからです。
そして、不衛生な環境下でも病気になるのを防ぐ目的もあります。

中国は今や世界一の畜産大国となり、中国の養豚場や養鶏場では
抗生物質入りの飼料が今日も使われ続けていることでしょう。

抗生物質耐性菌の発現とともに、
危惧されるのは抗生物質が残留した肉を食べることのリスクです。

コリスチンは、腎臓や尿路への副作用が確認されています。
Susanさんが心配しているように、中国産の肉がペットの病気に結びついているとしたら?

コリスチンが残留しているかもしれない中国産原料が
飼い主さんが”安全性”を期待して買い求める『国産フード』に使われているのです。

健康リスクが心配される中国産原料を使って「国産フード」が作られている。
矛盾を感じ、裏切られた気持ちになるのは私だけでしょうか?

 


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

インフルエンザ流行宣言 気温と湿度とインフルエンザ


今年は暖冬と言われていましたが
さすがに冷え込みが増してきた今日この頃。

関東地方にも雪が降って、雪慣れしていない関東人と関東のインフラがあたふたするのも、
首都圏の鉄道の乱れがニュースになるのも、まあ毎年のことですね。

東京都がインフルエンザ流行宣言を出したと言うニュースを見ました。

例年に比べると遅い発表だそうです。
暖冬の影響ですね。

インフルエンザウイルスの活動は、気温と湿度に密接に関係しています。

G J Harepeらによるウイルスの生存試験によると
例えば、気温が20度の条件下で
湿度を20%程度にした場合と、50%程度にした場合、
6時間後のウイルスの生存率は
湿度20%の場合66%湿度50%の場合4%となっています。

気温を7度に下げると
6時間後のウイルスの生存率は
湿度20%の場合63%湿度50%の場合42%になります。

気温が高い方がウイルスが生存しにくい
また
湿度が高い方がウイルスが生存しにくい
ということが分かります。

冬場の暖房が入った室内の温度はおおよそ20度以上にはなっていると思われますので、
お部屋の湿度を50〜60%に保つのが良いということになりますね。

湿度計を持っている方はお気づきかと思いますが
暖房器具を使っている室内の湿度は、すぐに20%以下になってしまいます。

湿度を常に50%以上に保っておくのは結構至難の技です。

冬場に出張や旅行に行って、翌朝喉が痛くなることで
湿度の低さを感じたりしたことはありませんか?
私は、宿泊先で加湿器を借りられない時は、
寝る前に、水で濡らしたタオルをハンガーにかけておきます。
喉を乾燥から守り、ウイルスの動きを少しでも鈍くする苦肉の策です。

日本の冬は、一般的には乾燥して低温の環境ですので、
お部屋の湿度を50〜60%にキープすることが
インフルエンザや風邪の予防には最適です。

帰宅したらうがいと手洗いもお忘れなく!

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実験室では、6時間経過する中で、
新たなウイルスが侵入する可能性はなかったと思われますが、
日常生活では、一つの部屋だけで生活することはまずありません。

人との接触があったり、衣服に付着したウイルスを家に持ち込む可能性だってあります。

加湿もできて菌もウイルスも真菌も退治できる
アクアリブ噴霧器で空間除菌をすると
ウイルスの生存率は6時間も待たずに0%になります。


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。

中国以外でもスーパー耐性菌発見で今後の医療は?


1月10日の小林先生のブログは
最強の抗生物質でも殺せない細菌」という
抗生物質の過剰使用に関する警告が話題となっていました。

獣医師として、抗生物質の投与には深く関わっていますから、
関心も深いのだろうと思います。

私は、アメリカのペットフードの安全性について活動している
Susanさんのブログを数年前から読んでいます。
メルマガの購読も登録しているので、時々メールでお知らせが届きます。

今日、タイムリーに、小林先生の記事と同じ内容のメルマガを受け取ったばかりで
Antibiotic Resistant Gene a Concern for Pets and Peopleという投稿を読みながら
少し興奮気味にこの記事を書いています。

もう一度おさらいしてみますが
世界最強と言われるコリスチンという抗生物質があります。
そのコリスチンですら殺すことのできないスーパー耐性菌が
中国の養豚場で発見されました。

昨年の11月18日にイギリスのThe Lancet Infectious Diseaseという医学雑誌に
中国で発見されたこの耐性菌はMCR-1という遺伝子を持ち、
いとも簡単にその耐性遺伝子を一般の細菌にも転写してしまうという報告が載りました

このスーパー耐性菌が全世界に広がったら、
抗生物質の使用で炎症を食い止め、命を救っている医療現場は大混乱に陥ってしまいます。

この中国で耐性菌が発見されたという記事は、
今や畜産大国となった中国の養豚、養鶏の現場で
抗生物質の過剰使用を考え直して適正な使用をしていかないと大変なことになるよ!
という警告の記事だったわけですが
思いの外早いスピードで、すでに南アジア、アフリカ、ヨーロッパの
少なくとも10カ国で同じ遺伝子を持つ耐性菌が見つかり
実はカナダでも発見されていたということがわかりました。

日本やアメリカではまだ発見の報告は無いようですが、
(そもそも日本の中央官庁でこれを問題視しているかどうか分かりませんが)
カナダでも見つかっているのであれば、いつどうなるかは全く分かりません。
EUはすでにガイドラインの更新を行ったようです。(2016.1.11)

私はどうも薬が嫌いで、何とか他の方法で対処できないか、と
いつも考えてしまうのですが、
抗生物質もステロイド剤も、適正に使用されれば本当に素晴らしい薬です。
抗生物質発見以前の世界に逆戻りしたら、感染症の猛威に怯える日々が待っているということになります。

「念のため抗生剤も出しておきました」という人間の医療現場も
早く太らせて感染症も防ぐたために飼料に抗生物質添加の畜産現場も
使用法を改めないといけない時期に来ているのかもしれません。

pandemic

今回のSusanさんの記事
Antibiotic Resistant Gene a Concern for Pets and Peopleは、
また違った切り口からのツッコミがあって面白かったのですが
彼女の見解は

コリスチンは家畜及び獣医療現場で特に広範囲に使用されている抗生物質である→

中国は世界一の養豚、養鶏大国で、大量のコリスチンを家畜に投与している→

コリスチンは腎臓及び尿路への副作用がある→

アメリカには中国産のペットのジャーキーが多く出回っている→

中国産のジャーキーがペットの病気や死と関連しているのではないか

と言うものです。

日本のペットフード安全法では、中国産の原料を使っていても
日本の工場で製造していれば『国産フード』と言っても問題ありません。

コリスチンが残留しているかもしれない中国産原料が
多分飼い主さんが”安全性”を期待して買い求める『国産フード』に使われていたら
裏切られた気持ちになりませんか?

そして、それが原因で小さな家族が病気になったり、死んだりしたら?
悲しみを通り越して、怒りを感じるかもしれません。


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。