毎年この時期になると
お花見に行かなければ!!と思うのは
日本特有の感覚でしょう。
今日はカリフォルニアにはめずらしく小雨降る肌寒い朝を迎えました。
「花冷え」という美しい言葉を使いたい所ですが
こちらではすでに「花/桜」は散ってしまいました。
カリフォルニアの桜は2月に咲きます。
2月だし、色も白っぽいし、本当にコレ桜かな?と
最初は思いました。
りんごの花?と思ってみたり。
よく見てみると、ちゃんと五弁の花びらで、桜でした。
ここは、冬らしい冬がなく、
2月には最高気温が25度以上になる日がほとんどなので
寒い冬が終わりを告げつつある春先に、
桜が開花したことで敏感に季節を感じ取るといった風情はありません。
日本人の感性は、四季折々の季節感が作り出すものなんだと
つくずく感じる今日この頃です。
とはいえ、日本人の心を揺さぶり続けてきた桜が
今ちょうどアメリカの首都・ワシントンDCで咲き誇っています。
1912年に東京市が友好の印として送った桜。
毎年、全米桜祭りが開催されているということです。
桜の美しさを愛でる心は万国共通のようですね。
ただし、アメリカでは公共の場での飲酒が禁じられているため、
お酒をいただきながらの日本流のお花見はできないのだとか。
ルシアンの事務所のある足利の桜も、負けず劣らず美しいです。
古都・足利の、鑁阿寺五重塔をバックにした桜です。
なかなかのものでしょう?
みなさまお住まいの地域では、
どんなお花見が催されるのでしょうか?
儚い桜の季節、どうぞ存分にご堪能ください。