異常気象−1で書いたように、
年末には極度の乾燥で山火事が発生し、
新年を迎えたと思ったら洪水警報のカリフォルニア。
カリフォルニアに洪水をもたらしているのは
エルニーニョが原因と言われています。
気象庁の説明によると
『エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米
のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、
その状態が1年程度続く現象です。』
とあります。
エルニーニョは上空の空気も温め、太平洋上の気流の流れが変わり
カリフォルニアをはじめとする米西部で暴風雨が発生します。
今年のエルニーニョは、1997年の最強と言われたレベルに達する恐れがあるとの見方もでており
2016年の冬から春まで続く可能性が高いと予測されています。
日本も例年になく暖かなお正月を迎えました。
この暖冬は日本だけにとどまらず、ニューヨークでも極度の暖かな冬を迎えたと言います。
そしてこの暖冬の影響が、何と北極圏にまで及んでいるといいます。
北極圏は通常の平均気温はマイナス25度〜マイナス30度くらいです。
それが昨年末には、マイナスではなく0.71度まで上がったというデータが発表されています。
北極圏で氷点下にならない気温なんて、真夏にしか観測できない数値だといいます。
北極の氷が溶けて、ホッキョクグマの生存が危ぶまれていると言われて久しいです。
温暖化がますます進んだら、しろくまたちはどうなってしまうのでしょうか?
余談ですが、南極にはしろくまはいません。
南極は北極より寒いからだそうです。
北極の平均気温はマイナス25度〜マイナス30度くらいと先ほど書きましたが
南極の平均気温はマイナス50度からマイナス60度。
南極は寒すぎて、ホッキョクグマだけでなく、ウイルスも存在しません。
だから南極では風邪を引きません。
地球温暖化に異常気象。
問題山積の宇宙船地球号です。