ルシアンの事務所がある栃木県は、「とちおとめ」という名前のイチゴが有名です。
イチゴの収穫量では日本一を誇ります。
収穫量で第2位の福岡・博多のあまおうに王座を奪われてはならじと、
最近新しい品種も開発されました。
スカイベリーという名の大粒の新種は、
まだ一般にそれほど出回っておらず手に入れるのが困難でお値段も高めです。
私は、果物の中でイチゴが一番好きで、
買ってきた1株の苗から伸びてきたランナーを大事に育てて、庭でイチゴ栽培していました。
素人栽培なので、大きさもまちまちで形もイマイチですが、甘くて美味しいイチゴです。
本当はもっとたくさん収穫できれば嬉しいのですが・・・・。
何故かといえば、イチゴは消毒の回数が多い果物と言われていますからね。
静岡県のデータでは、ハウス栽培のイチゴの平均農薬散布回数は54回だそうです。
同じくトマトが54回、その次に多いのがきゅうりの40回でした。
私が住んでいる地域は、カリフォルニアの中でもイチゴ栽培が盛んな土地です。
ただし、日本のようにハウス栽培ではなく、イチゴは路地にそのまま植えられて育っています。
日本ではオーガニック表示のあるイチゴはあまり見かけなかった私ですが
カリフォルニアでは、ちゃんとオーガニックの表示があるイチゴも売られています。
オーガニックの表示がないイチゴと比べると、1パックあたり1.5〜2ドルくらい高いお値段になります。
イチゴ大好きな私としては、毎日でもイチゴを食べていたいのですが
アメリカのイチゴは日本のように甘くて美味しいものが少ないです。
(時々甘いオーガニックイチゴに出会うこともありますが、時々です。)
ですから、ケーキを作ったりして、クリームと一緒に食べれば美味しくいただけます。
これは、娘が作ったニューイヤーケーキです、
グルテンフリー実践中の我が家は、ケーキは米粉で作ります。
美味しいイチゴがないのは、アメリカだからしょうがないよねぇ、なんて不謹慎にも思っていたら、
イチゴの原産地は北アメリカと南アメリカでした。
イチゴの生まれ故郷はアメリカだったんですね。
本家本元のイチゴを追い抜いて美味しく改良してしまう
日本人の意欲と技術に感心してしまいます。
私の大好きなイチゴが安心して食べられるよう、
願わくば、日本でもオーガニック表示のイチゴが増えるか、
慣行栽培の農薬使用量が減ったらいいなぁと思います。
ちなみに、イチゴはバラ科の植物で
表面についているブツブツが、厳密にはイチゴの「果実」で、そのツブツブの中に種が入っています。
私たちが美味しくいただいているのは、めしべの土台となる「花床・花托」が肥大したものだそうです。