ブドウは皮ごと食べるのがフツウ?


日本の果物は本当に美味しいです。

前回も日本のイチゴが美味しいと書きましたが
イチゴだけではありません。
日本のブドウは甘いし、ジューシーだし、思い出すだけで垂涎ものです。

日本に留学していたことのあるアメリカ人のイケメンくんが
会うたびに「Kyoho Grape(巨峰)が食べたい!」という気持ちがよく分かります。
kyohogrape

巨峰などの大粒の品種だけでなくデラウエアなどの小粒のものも
日本のブドウは皮ごと食べることはしませんよね?

昔、ドイツ語を教えてくれていたドイツ人の先生が、ブドウを皮ごと食べたのを見て、
思わず、「ドイツではブドウは皮ごと食べるの?」と聞いたことがあります。
私の未熟な人生経験の中で、
人がブドウを皮ごと食べたのを見た初めての経験でした(ちょっと大げさ 笑)

アメリカでもブドウは皮ごと食べます。
皮ごと食べるというか、皮離れが悪くて皮を残して食べるのは無理です。
その国で流通しているブドウの品種によって食べ方も変わってくるのでしょうね。

カリフォルニアで売っているのはこんな形状の細長い品種がほとんどで
巨峰の粒に比べると細長い形状で、触った感触はかなり硬いです。
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皮ごと食べるのでやはりオーガニック表記のあるものが安心です。
それでもかなり真剣に洗ってからいただきます。

近くのスーパーで売っているAntonyという農場のオーガニックブドウは
糖度が高く、他の生産者ものと比べて粒も大きめで美味しいのでお気に入りです。
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上の写真のように赤い品種と
マスカットのように色素がなくて熟しても白い品種があって
どちらもオーガニックのものが手に入ります。
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イチゴの慣行栽培の農薬使用回数が多いことを前回の記事で書きましたが
ブドウも消毒必須なのは、昔父がブドウ棚を作っていたのでよく分かります。
オーガニック栽培するのはさぞ大変だろうな、とファーマーの苦労を察しつついただきます。

時々オーガニックのものが手に入らずに、表記のないブドウも買うことがありますが
化学薬品(多分農薬?)の匂いがして、食べるのをためらいたくなることがあります。

オーガニックの農産物だけ食べるのは色々な意味で難しいことだと痛感します。

GMOが横行するアメリカで、食について考えていると、
ヤラーのフードが、現在はドイツ、フランス、オランダ、ノルーウエー、フィンランドの
5カ国でオーガニック認証を取得したのは、すごいことだと改めて思います。

さて、ここでブドウのトリビアをご紹介しましょう。

一年間に収穫される果物の収穫量全体の40%を占めるのがブドウだそうです。

でも、生食用のブドウはそのうちのたったの20%で、
大部分を占める残り80%はワインに加工されるのだそう。

主な生産国は、中国、アメリカ、イタリア、フランス、スペイン。
ワイン生産で有名なイタリア、フランス、スペインで多く生産されているというのもうなずけますね。
アメリカもカリフォルニアワインの知名度が上がっています。

一位の中国というのは意外な感じがしなくもありませんが、
中国のブドウも、きっとどこかでワインに加工されているのでしょうね。
原料の産地までは表示されないので、フランスワインに化けているかも?

ペットフードは、中国産の原料を使っても「国産」と言えちゃうのですが
人間の口にする食品も、原料の産地まで厳密に追跡できるものは少ないかもしれません。
(オーガニック原料はトレーサビリティーという生産者の追跡が可能です)

多分私はアルコール分解酵素を持たない部類の人間のようで
少量のお酒でも酔っ払いになれるので、cheap drunkerと呼ばれます。
ですから、ブドウも生で果物のまま食べる方が好きです。


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。