アメリカでは、最近特に「グレインフリー」のペットフードが増えてきているようです。
その背景には「遺伝子組み替え」の問題が潜んでいます。
実際に私が、幾つかの日本のペットフードメーカーに電話で確認したところ、
電話した全てのメーカーで、遺伝子組換えの原料を使っていると返答がありました。
「人間の食べ物にも遺伝子組換え作物が使われているのですから
ペットフードに遺伝子組換えは当たり前でしょう」、といった感じの対応でした。
(有名な日本のスナックの、⚫️⚫️ガリ⚫️ーンや⚫️ールなどもGMOのコーンらしいですし、
今や世界中で認識度が高まっている、日本の食材の代表選手の豆腐には
わざわざ、大豆/「遺伝子組換えでない」、と表示されていたりしますね。)
ヤラーの原料の大豆や小麦は、『オーガニック認証』を取得していますから
もちろんですが遺伝子組換えの作物ではありませんので、
GMOの混入を心配する必要はありません。(当然ですね)
市販の認証のないフードにどんな穀物が使われているか、表示は一切ありません。
でも、かわいい家族に、遺伝子組換え作物は与えたくないのが人情です。
最近アメリカで盛んにグレインフリーのペットフードが作られ始めたのも
そんな飼い主さんの感情が反映されています。
コーンや大豆や小麦がGMO由来であることを、消費者が学んできたため、
それらの原料の使用を避けるため、
フードメーカーがグレインフリーフードに舵を取ったと言われています。
もちろん、そんな目的ではなく、純粋にお肉の含有率を高くしたものも存在しますが。
私の住む町は、オーガニックにこだわる人が多く住んでいると言われる地域です。
ナチュラル雑貨を取り揃えた小さなお店を覗くと
たくさんのグレインフリーフードが並んでいました。
こちらはドッグフード。
「ウチの子に遺伝子組換えを食べさせるのは嫌だ!!」
という飼い主感情は、
フードの原料の『質』のことまで知りたいよ!
という要求が高まってきたとも言えるかもしれません。
中国産の原料を使っていても「国産」フードと言えてしまう
日本のペットフード安全法が
原料の産地や、どんなふうに栽培や育成をされたものかまで追求できるものになれば
ペットはもっと幸せになれると思うのですが・・・・