馬は公道を走って良いの?(カリフォルニアの交通ルールから)


高速道路に動物を捨てたり置き去りにすると罰則・罰金があり
それが安すぎるという娘の不満を前回の記事でを書きました。
(アメリカでの話です。日本の規則をご存知の方がいたら教えて下さい!)

私が住む町は、アートとテニスとオーガニックが有名な町ですが
馬も有名です。
至る所に牧場があり、馬をたくさん見かけますし、
人々は小さい頃から乗馬に親しんで育ちます。
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ちなみにアメリカ人に、日本では馬肉を食べるという話をすると大変不評です。
馬は友達でしょ!?みたいな反応をされます。
牛は喜んで食べるくせに、馬はダメというのはどうして?と、理解に苦しむところですが
日本人にしてみたら、犬を食べる中国や韓国の文化も理解し難い訳であって
まあ、お互い様なのかもしれません。
そういった文化の違いが、捕鯨への強硬な反発として表面化していたりしますよね。

動物愛護を究極に進めていったらベジタリアンになるしかないのかなぁと思ってしまいますが、
じゃあ、植物は殺してもいいの?と突っ込んでいくと、
もう私達生きていけません。

命をいただくのですから、余計に殺生するのではなく、
必要な分だけを感謝してありがたくいただくことが大切なのかもしれません。

アメリカでは、オーバーウエイトの人が本当に多いと感じます。
オーバーイーテイングと栄養不足が原因ではないかと思います。
ショッピングモールのフードコートは、ファストフードばかりだし、
レストランで一人分として出てくるポーションは私達日本人の予想を遥かに上回る量です。

栄養不足や肥満を身近で肌に感じ取れる毎日の中で、
「可能な限り質の良い食べ物を適度にいただく」
それができたらいいなぁと思う私です。

ただ、そんなことすら、工業化された畜産や農耕の環境下では
至難の技となりつつあるのも否めない事実です。
そして日本も大量の食品廃棄国家になっています。

馬の話から少し逸れました。

さて、先日見かけたこの風景
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馬が車と道をシェアしています。
果たして馬は車と同じように道を使っても許されるのか?

この町には馬や自転車やウオーキング・ランニング用のトレイルが整備されています。
9.3マイルの専用道路ですからかなり充実した長さです。
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近くにはもう一つ5.5マイルの長さのベンチュラリバートレイルというのもあります。
そんな専用のトレイルがあるんだから、馬はそこで乗るんじゃないの?というのが
私達の正直な感想でした。

自転車やオートバイは車と道路をシェアする同等の権利があると謳っている交通ルールハンドブック。
それは日本の常識とも一致するので分かります。

じゃあ馬はどうなの?

馬に引かれた車や、馬又はその他の動物に乗っている人は
自動車と道路をシェアする権利を与えられています。
という記載がありました。
車のドライバーは、動物を脅かしたり暴走させたりしないよう、
必要があればスピードを落としたり停止することが求められています。

馬に乗って公道を通ってもいいんですね。
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ところで、日本では馬も道路を走って良いのでしょうか?


  • 現在、カリフォルニア州サンタモニカで娘と二人暮し中。アニマルシェルターレポートや、アメリカのオーガニックの現状、ペットフード・ペット事情などを発信しています。電子書籍「本当は怖いペットフードの真実』がRCFパブシッシングから出版されました。 メディカルハーブ協会認定/ハーバルセラピスト、日本成人病予防協会認定/健康管理士一般指導員、ペットロングライフカウンセラー。 趣味は書道と植物のスケッチ、手作り化粧品やハーブのチンキ作り、ヨガと瞑想。