月別アーカイブ: 2019年3月

ペットを飼う主としての覚悟


前回、殺処分0に関する個人的意見を書きましたが、どうしても強くそう思ってしまうのは看板犬「ちゅら」が保護犬だからです。

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看板犬「ちゅら」は茨城県常総市の道端に生後1,2カ月で捨てられていました。

保護団体の方が母犬を飼っている飼い主さんを見つけたそうですが、これ以上(母犬以外)飼えないという理由だったそうです。(飼育放棄)

だったらなぜ最初から避妊しなかったのでしょうか?

何も考えていない、特にたいしたことではいないと思っている飼い主さんの意識のせいで捨てられるペットがいることは本当に残念で悲しいです。

 

そして3個くらい前のブログでも書きましたが、避妊去勢をしていない状況のペット達が災害時に飼い主さんとはぐれた際、野良犬(猫)となり繁殖をすると益々保護犬(猫)が増えていきますし、その子供たちが人間に懐かない場合は危害を加える可能性も出てきます。

 

そのような色々な事を全て考慮した上でペットを飼って欲しいと思います。

 

ちなみに「ちゅら」の保護団体では、下記の方はお断りしますと記載されていました。

◆一人暮らし、同棲中の方

◆アパート等の賃貸物件にお住まいの方

◆70歳以上のみのご家庭

◆叱る叩く躾をする方

◆ゲージや檻などに閉じ込めて飼育をする方

◆結婚、妊娠の予定のある方

◆日常定期にお留守番が4時間以上ある方

◆安価なフードで良いとお考えの方

◆飼育費用、医療費を惜しむ方

◆番犬としてはお断り致します

この10個の理由がわからない方はペットを飼うべきではないと思います。

 

更に譲渡条件として下記のことも記載されていました。

◆仔犬の時期だけでなく成犬になっても完全室内飼いして下さる方(玄関・納屋は不可)

◆良天候時はお庭で遊ばせたり散歩をさせて頂ける方

◆時期が来ましたらワクチン接種、フィラリア予防、狂犬病予防をして下さる方

◆6カ月のころ避妊手術を約束して下さる方

◆日常的に4時間以上のお留守番がない方

◆お届けは飼育環境の確認をさせて頂きますので当方からお伺いさせて頂きます。

※出来れば先住犬のいるご家庭が理想です。

 

ペットショップやブリーダーで買うより保護団体の方がよっぽどしっかりしていると思いませんか?でもこれはペットショップやブリーダーから買う方達にも当てはまる条件です。

この最低限の条件をせめてペットショップやブリーダーがこれから飼い主になるだろう方達に説明をして欲しいのですが、売ることだけが目的になっているのでそんな面倒な説明等は決してしないのでしょうね…

 

今ペットを飼っている飼い主さん、そしてこれから飼おうと思っている飼い主予備軍の皆さん、今一度生き物を飼うという事について考えてみて下さい。

そして本当に飼いたいというのであれば、ペットショップやブリーダーからではなく、保護団体から引き取って飼って欲しいと思うのです。

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  • 北海道空知郡出身。初めて飼った最愛のペットを癌で亡くし、その原因がペットフードにあるかもしれない事をルシアンとの出会いで知り、原材料やその危険性、病気発症原因について興味を持ちました。自分と同じ後悔を飼い主さんにさせたくない思いで現在に至ります。まだまだ勉強中ですが、ペットの健康等について飼い主の皆さんと一緒に成長していければと思っています。

殺処分0について個人的希望(夢)


すっかり春ですね♪

もうそろそろ桜の花も開花してくる頃でしょうか?

北海道はGW頃に満開になるので不思議です。

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長い間私が勝手に思っていることがあります。

飼い主になるために勉強会と資格試験があればいいのに

ブリーダーになるために資格試験や免許などがあればいいのに

ペットショップには保護犬(猫)のみを置くようになればいいのに

 

20年以上前にイタリアに行った際、イタリアのペットショップには動物は売っておらずブリーダーから買うという話をガイドの方がしてくれた記憶があります。

その頃の私はペットを飼ったことがなかったのに何故かそのことが薄っすらと記憶に残っていました。(20年以上前の事なので本当に曖昧なのですが(;´Д`A “`)

 

ヨーロッパのペット事情は日本よりも100年進んでいると言われていますが、確かに私がイタリアで聞いた時からすでに20年以上経っているのに日本のペット事情はあまり変化していないように感じます。

 

スイスでは経費やしつけなどの飼育に不可欠な知識について、最低4時間の講習を受けるそうで、その時点で飼うことの大変さに断念する人も多いそうです。

これってすごく良い事だと思いませんか?あまりにも安易な感情(流行りやただ可愛いという感情)でペットを飼う、飼える状況にあるのが日本ではないのかと思います。それが飼う前にしっかりわかるのとでは全然違います!

 

・飼い主さんがペットを飼う覚悟について講習受講

・飼える生活を送っているのか自治体で確認

・病気等でやむを得ず飼えなくなった場合は里親募集としてペットショップに預ける

・ペットショップは保護犬(猫)以外置いてはいけない

・ブリーダーは環境確認等審査し資格を与る

・無駄に繁殖をさせてはいけない

・無駄に流出させてはいけない

・全てを守れない場合は罰金等の処分とする

的なものを政府が法律として作成してくれないかな~と虐待や多頭飼育崩壊などのニュースを見るたびに思うのです。

 

生き物を飼うという事がどれだけ大変なのかわかっていて、尚且つ本当に好きな人が資格を得て飼えば虐待も多頭飼育崩壊も起こらないと思うのです。

そうなるとブリーダーも資格を与えられた飼い主にしか譲渡できないので無駄な繁殖をさせなくて済み、殺処分が減ると思うのです。

 

夢物語ですかね………

※あくまでも私個人の思いです。

 


  • 北海道空知郡出身。初めて飼った最愛のペットを癌で亡くし、その原因がペットフードにあるかもしれない事をルシアンとの出会いで知り、原材料やその危険性、病気発症原因について興味を持ちました。自分と同じ後悔を飼い主さんにさせたくない思いで現在に至ります。まだまだ勉強中ですが、ペットの健康等について飼い主の皆さんと一緒に成長していければと思っています。

災害時、ペットとの避難②~持ち出す備蓄品~


前回の続きで、今回は避難時に必要な備蓄品等をまとめてみました。

まずは安全に避難出来るようにリードやキャリーバッグ等の避難用具を準備しておく必要があります。

そして備蓄品ですが、東日本大震災の時にはペット用は緊急車両と認められず到着に時間がかかったそうなので、飼い主さんの備蓄品と一緒にペット用も置いておくのが良いと思います。

 

◆療法食・薬

◆フード、お水(少なくとも5日分、出来れば7日分以上)

◆予備の首輪・リード(ハーネスや伸びないリードがあると良いです)

◆食器

◆ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用できます)

■飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり先などの情報

■ペットの写真(飼い主と一緒に写っている物もあると良いです)

■ワクチン接種情報、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報

上記は優先順位1として災害時のガイドラインに載っています。

■の情報は同行避難出来なかった場合に必要な気がしますが…

その他に

◇ペットシーツ(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)

◇排泄物処理用具(ビニール袋、ティッシュペーパーなど)

◇タオル・ブラシ

◇おもちゃ

◇洗濯ネット(猫の場合)

上記の物が優先順位2とされています。

 

ガイドラインが全てではないので、周りに迷惑をかけないためにも自分にとっての優先順位をつけて日頃から準備しておくといいと思います。

 

そして気になるのは療法食・薬です。療法食・薬は病状悪化をさせないためにも必要ですが、出来ることであれば病気にならないことが何よりだと思います。

普段から病気の原因になりやすいフードを与えないことが、ペットのためにもそして飼い主さんのためにもとても良い事だと思います。

普段の健康管理が災害避難時にどう影響するか今一度考えなおしてみましょう!

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ヤラー大好き看板犬「ちゅら」

 

ヤラーラインナップ

◆ドッグフード

ドライフード

アルミトレー

缶詰

ビスケット

 

◆キャットフード

ドライフード

アルミトレー

缶詰

 

 


  • 北海道空知郡出身。初めて飼った最愛のペットを癌で亡くし、その原因がペットフードにあるかもしれない事をルシアンとの出会いで知り、原材料やその危険性、病気発症原因について興味を持ちました。自分と同じ後悔を飼い主さんにさせたくない思いで現在に至ります。まだまだ勉強中ですが、ペットの健康等について飼い主の皆さんと一緒に成長していければと思っています。

災害時、ペットとの避難①~飼い主の意識~


3.11です。

当時私は札幌の9階で働いていましたが、実はその時の揺れ方は今となっては記憶が曖昧です。

ただ、只事ではない揺れだと思いTVを付けると信じがたい光景が目に飛び込んで来たのは今でも鮮明に覚えています。

 

人間の避難はもちろんですが、愛しのペット達との避難はどうなっているのか皆さんご存知ですか?

 

飼い主さんとペットが離れ離れになってしまった場合、保護するのに労力や時間がかかるため、負傷、衰弱、死亡の恐れがあったり、不妊去勢処置がされていない場合には、繁殖により住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化することが問題になってきます。

そのため災害時の避難の際にはペットとの同行避難は推進されていますが、様々な人が共同生活を送る避難所でペットと過ごす場合には、動物が苦手な人、アレルギー持ちの人等への配慮と、普段からの健康管理やしつけがとても重要になってきます。

 

そうです、同行避難をしても良いのです!3.11の時はペットを連れて行ってはいけない!という認識でいる方が多かったため、災害後の対応に苦慮した自治体が多かったそうです。

一緒に避難して良いのは飼い主として安心ですね。

 

しかし、避難生活の中でペットを飼うのはとても肩身が狭いような気もします。

そうならないためにも普段から飼い主さんの意識の高さが求められると思います。

 

飼い主として普段から備えておくべきことは

①ペットのしつけと健康管理

②ペットが迷子にならないための対策→マイクロチップ等による所有者明示

③ペット用の避難用品や備蓄等の確保

上記3点が特に必要となってくるのではないかと思います。

 

3.11の際は、地域防災計画に同行避難について記載し、ペット救済マニュアルの作成、餌やケージなどの備蓄を行っていたそうです!

では物資の備蓄はあるとして、しつけはどうでしょうか?

◆「お座り」「伏せ」「待て」など基本的しつけは出来ていますか?

◆ケージ等の中に入ることは嫌がりませんか?

◆無駄吠えはしませんか?

◆人や動物を怖がったり威嚇したりしませんか?

◆決められた場所で排泄が出来ますか?

◆狂犬病予防などのワクチンを受けていますか?

◆フィラリアなど寄生虫の予防、駆除はされていますか?

◆避妊・去勢はしていますか?

 

うちの看板犬「ちゅら」は、今の時点でまだ全てが出来ないので、残念ながら共同避難所には入れない状況ですね(´;ω;`)

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しつけ、日々頑張ります!

 


  • 北海道空知郡出身。初めて飼った最愛のペットを癌で亡くし、その原因がペットフードにあるかもしれない事をルシアンとの出会いで知り、原材料やその危険性、病気発症原因について興味を持ちました。自分と同じ後悔を飼い主さんにさせたくない思いで現在に至ります。まだまだ勉強中ですが、ペットの健康等について飼い主の皆さんと一緒に成長していければと思っています。

トイレの躾と飼い主さんのマナー


暖かくなり梅が咲いてきていますね。

北海道では梅も桜もほぼ同時に咲いていたので、本州はちゃんと梅が咲いてから桜が咲く事に花札通りだなぁ~と感動しています。(花札は2月が梅、3月が桜の絵が描かれています)

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さて、うちの看板犬「ちゅら」ですが、怖がっていたお散歩が最近は楽しいらしく、リードを付けると意気揚々と玄関が開くのを待っています。

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そして怖くて震えていた最大の難関、「踏切」もすっかり慣れて、踏切まで自ら近づき電車が通り過ぎるのをじっと待っていられるようになりました。

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でも空き缶が転がってきたり、石焼き芋やラジオの音が聞こえてくると「なに?」と尻尾をクルンとしまい込んでイヤイヤアピールをしてきますけどね…

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初めて見るもの聞くものは基本怖がっています。(そんな所も可愛いと思ってしまう飯田です)

 

さて、そんな「ちゅら」ですが、まだトイレコントールが出来ません(´;ω;`)

外でもトイレが出来ないので、長距離移動の時など、ここでして欲しい!という時にトイレが出来るようにトレーニングをしないといけないな…と思っています。

 

「ちゅら」は茨城県の常総市で保護されたので、保護してくれた方に大きくなった「ちゅら」を会わせたいなぁ~と考えていまして。

片道の移動時間はトイレを我慢出来る位の時間ではあるのですが、往復となるとさすがに我慢させるのはかわいそうなので「トイレ」と言えばそこでしてくれるようにしたいです。

 

ちなみに外でトイレ(小)をするときはお水を掛けて流すようにしましょう!(大)をする時は持ち帰るようにしましょう!

当たり前のことです!マナーです!

でもこれが出来ていない飼い主さんが多いのです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル道端や人の家の前にそのままにしておく気が知れません…(昨年、うちの前に何回か(大)を置いて行かれたことがあります(-_-;))

なぜこんな基本的なことを書くかというと、渡良瀬川の河川敷に無数の(大)が放置してあったからです!!!マナーがなっていない飼い主さんの多さに愕然としました。

(大)は愛犬の体調管理のバロメーターになるので、拾いながら硬さなどを感じて普段との変化がないのか確かめて欲しいものです。

何度も言います。

ペットを飼うならしっかりマナーを守りましょう。

ペットを飼う資格があるか「飼い主テスト」とか、無駄に繁殖等させていないか「ブリーダーテスト」とかあればいいのに…と、個人的に願ってしまうこの頃。

 

春ですね…

 


  • 北海道空知郡出身。初めて飼った最愛のペットを癌で亡くし、その原因がペットフードにあるかもしれない事をルシアンとの出会いで知り、原材料やその危険性、病気発症原因について興味を持ちました。自分と同じ後悔を飼い主さんにさせたくない思いで現在に至ります。まだまだ勉強中ですが、ペットの健康等について飼い主の皆さんと一緒に成長していければと思っています。