前回、殺処分0に関する個人的意見を書きましたが、どうしても強くそう思ってしまうのは看板犬「ちゅら」が保護犬だからです。
看板犬「ちゅら」は茨城県常総市の道端に生後1,2カ月で捨てられていました。
保護団体の方が母犬を飼っている飼い主さんを見つけたそうですが、これ以上(母犬以外)飼えないという理由だったそうです。(飼育放棄)
だったらなぜ最初から避妊しなかったのでしょうか?
何も考えていない、特にたいしたことではいないと思っている飼い主さんの意識のせいで捨てられるペットがいることは本当に残念で悲しいです。
そして3個くらい前のブログでも書きましたが、避妊去勢をしていない状況のペット達が災害時に飼い主さんとはぐれた際、野良犬(猫)となり繁殖をすると益々保護犬(猫)が増えていきますし、その子供たちが人間に懐かない場合は危害を加える可能性も出てきます。
そのような色々な事を全て考慮した上でペットを飼って欲しいと思います。
ちなみに「ちゅら」の保護団体では、下記の方はお断りしますと記載されていました。
◆一人暮らし、同棲中の方
◆アパート等の賃貸物件にお住まいの方
◆70歳以上のみのご家庭
◆叱る叩く躾をする方
◆ゲージや檻などに閉じ込めて飼育をする方
◆結婚、妊娠の予定のある方
◆日常定期にお留守番が4時間以上ある方
◆安価なフードで良いとお考えの方
◆飼育費用、医療費を惜しむ方
◆番犬としてはお断り致します
この10個の理由がわからない方はペットを飼うべきではないと思います。
更に譲渡条件として下記のことも記載されていました。
◆仔犬の時期だけでなく成犬になっても完全室内飼いして下さる方(玄関・納屋は不可)
◆良天候時はお庭で遊ばせたり散歩をさせて頂ける方
◆時期が来ましたらワクチン接種、フィラリア予防、狂犬病予防をして下さる方
◆6カ月のころ避妊手術を約束して下さる方
◆日常的に4時間以上のお留守番がない方
◆お届けは飼育環境の確認をさせて頂きますので当方からお伺いさせて頂きます。
※出来れば先住犬のいるご家庭が理想です。
ペットショップやブリーダーで買うより保護団体の方がよっぽどしっかりしていると思いませんか?でもこれはペットショップやブリーダーから買う方達にも当てはまる条件です。
この最低限の条件をせめてペットショップやブリーダーがこれから飼い主になるだろう方達に説明をして欲しいのですが、売ることだけが目的になっているのでそんな面倒な説明等は決してしないのでしょうね…
今ペットを飼っている飼い主さん、そしてこれから飼おうと思っている飼い主予備軍の皆さん、今一度生き物を飼うという事について考えてみて下さい。
そして本当に飼いたいというのであれば、ペットショップやブリーダーからではなく、保護団体から引き取って飼って欲しいと思うのです。