今年は暖冬と言われていましたが
さすがに冷え込みが増してきた今日この頃。
関東地方にも雪が降って、雪慣れしていない関東人と関東のインフラがあたふたするのも、
首都圏の鉄道の乱れがニュースになるのも、まあ毎年のことですね。
東京都がインフルエンザ流行宣言を出したと言うニュースを見ました。
例年に比べると遅い発表だそうです。
暖冬の影響ですね。
インフルエンザウイルスの活動は、気温と湿度に密接に関係しています。
G J Harepeらによるウイルスの生存試験によると
例えば、気温が20度の条件下で
湿度を20%程度にした場合と、50%程度にした場合、
6時間後のウイルスの生存率は
湿度20%の場合66%、湿度50%の場合4%となっています。
気温を7度に下げると
6時間後のウイルスの生存率は
湿度20%の場合63%、湿度50%の場合42%になります。
気温が高い方がウイルスが生存しにくい
また
湿度が高い方がウイルスが生存しにくい
ということが分かります。
冬場の暖房が入った室内の温度はおおよそ20度以上にはなっていると思われますので、
お部屋の湿度を50〜60%に保つのが良いということになりますね。
湿度計を持っている方はお気づきかと思いますが
暖房器具を使っている室内の湿度は、すぐに20%以下になってしまいます。
湿度を常に50%以上に保っておくのは結構至難の技です。
冬場に出張や旅行に行って、翌朝喉が痛くなることで
湿度の低さを感じたりしたことはありませんか?
私は、宿泊先で加湿器を借りられない時は、
寝る前に、水で濡らしたタオルをハンガーにかけておきます。
喉を乾燥から守り、ウイルスの動きを少しでも鈍くする苦肉の策です。
日本の冬は、一般的には乾燥して低温の環境ですので、
お部屋の湿度を50〜60%にキープすることが
インフルエンザや風邪の予防には最適です。
帰宅したらうがいと手洗いもお忘れなく!
—————————————————————-
実験室では、6時間経過する中で、
新たなウイルスが侵入する可能性はなかったと思われますが、
日常生活では、一つの部屋だけで生活することはまずありません。
人との接触があったり、衣服に付着したウイルスを家に持ち込む可能性だってあります。
加湿もできて菌もウイルスも真菌も退治できる
アクアリブ噴霧器で空間除菌をすると
ウイルスの生存率は6時間も待たずに0%になります。