グルテン不耐症で、疲労感や消化不良が起こるということを
自分たちの体で体験してしまってからは、
もう、グルテンは食べたいモノではなくなりました。
確かに、ケーキは魅惑的だし、パスタを食べたくなることもあります。
この間も、ジャパニーズマーケットに買い物に行ったついでに
街角に日本のレストランが軒を連ねているのを見て
せっかくここまで来たんだし、今日は大丈夫かもしれないよ〜
・・・という甘いささやきに惑わされ
ついつい”大黒屋の豚骨ラーメン”を堪能してしまってから、
ピザを食べた後の出来事と同じ状況が私を襲い、
激しく後悔したのは言うまでもありません。
グルテンフリーを始めて3年以上が経過して
体が敏感にグルテンへの反応を示すようになって
改めてグルテン恐るべし!と身をもって感じている今日この頃。
しかし、私がグルテンフリーダイエットを始めた時は
グルテンに体が反応して体調が悪くなっていると認識していた訳ではありません。
最初は、純粋に好奇心からのことでした。
2年が経過して、体が反応しているのが手に取るように分かってきたというか
体の発する声が聞けるようになったとでもいうか・・・
まあ、そんな感じです。
黒人やヒスパニックやアジア人でセリアック病の人は
236人に1人と言われます。
欧米の白人になると割合はもっと増えて
アメリカ人の133人に1人がセリアック病だそうです。
2006年に行われた疫学調査では、
欧米人の罹患率が1%なのに対し、
日本人の罹患率は0、7%だったと報告されています。
これは、歴史的に小麦を長いこと食べてきた欧米人にセリアック病が多く
米や芋を主食にしてきた有色人種には馴染みが浅いということなのか?
人種間の罹患率の差がが何を意味するのかははっきりしません。
アメリカに来てまだ日も浅い私の数少ないアメリカ人の知り合いの中ですら
すでに3人がかなり重度のセリアック病だと話してくれました。
(133人に1人の割合よりずっと多いです!)
女性二人と男性一人ですが、三人とも白人で、
絶対にグルテンは食べられない生活をしていると言っていました。
ピザやパスタなど、明らかにグルテンが使われていると予測できるものは
食べないように避けるのも簡単ですが、
例えば、今やアメリカのどこのスーパーでも手に入る「Soy Sauce/醤油」
一見グルテンとは縁が無さそうに思えますが、原料には小麦と書かれています。
私は醤油は使っていますけど、セリアックの人には厳禁でしょう。
アイスクリームに入っていたりするそうで、これには困ります。
何故って、私はグルテンフリーのスイーツとして
ケーキの代わりに、アイスクリームやチョコレートやプリンを選ぶので。
サプリメントの賦形剤として使用されていたりするのは
セリアック病の人たちにとってはとても厄介だろうと思います。
何となく疲れやすかったり、疲れが取れなくて不快な人や、
過敏性大腸症候群だとか言われても原因がイマイチ判明しない場合は、
一度、グルテンを抜いた生活を、1週間か2週間限定で試してみるのも良いかもしれませんよ!
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