インフルエンザが猛威をふるっています。 インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症する気道感染症です。 自分が感染しないためにも、家族や周囲の人に感染を広げないためにも、インフレンザに関する正しい認識を持って、きちんと対処したいものですね。 さて、あなたのインフルエンザに関する認識は正しいでしょうか?一度おさらいしてみましょう。 |
インフルエンザにかかると高熱が出て、急激に体調が悪化することが多いようです。そのため、風邪とインフルエンザの区別は「高熱」が出るかどうか、と考えている方も少なくないと思います。 しかし、インフルエンザに’かかっても高熱が出ないことがあります。 インフルエンザA型ウイルス感染した場合は、通常、急激に38〜40度の熱が出ます。一方、インフルエンザB型ウイルスに感染した場合、37度前後の微熱の領域から38度くらいの発熱の場合が多いのです。 B型ウイルスに感染した場合、下痢や嘔吐などの消化器系の症状が発症しても、高熱が出ない場合があります。 |
マスクはインフルエンザ感染からあなたを守ってくれるのでしょうか? 一般的に市販されている不織布のマスクは、繊維の間隔が約5マイクロメートルと言われます。インフルエンザウイルスの大きさは、約0.1mマイクロメートル。ですから、物理的にウイルスがマスクを通過するのを防ぐのは不可能のようです。 では、マスクを着用する意味は全く無いのでしょうか? マスクはウイルスの侵入を防ぐことはできませんが、鼻や喉の粘膜の乾燥を防ぐことができます。 また、飛沫感染といって、くしゃみや咳によりウイルスが撒き散らされて感染が拡大しますが、マスクを装着することでウイルスを拡散せずにすみます。 咳が出る、病み上がりなどの時のマスク装着は、マナーの問題に留まらず、社会的な感染拡大防止に必須と言えそうです。 |
予防接種を受けたら、インフルエンザ感染予防は万全なのでしょうか? 予防接種を受けたのにインフルエンザに感染してしまったと言う話を聞いたことがありませんか。 国立感染症研究所のデータによると2017〜2018年シーズンのインフルエンザは このワクチンが対応しているウイルス以外は、予防接種で防ぐことができません。 また、シーズン中に、一度インフルエンザに感染したとしても、もう感染する心配がないとは言えません。A型にかかって、新たにB型に感染することもあります。 予防接種を受けたからもう安心と油断せずに、うがいや手洗いなどの基本的な防御策は怠らないようにしたいものですね。 |
インフルエンザにかかると、ウイルスを拡散しないために登校禁止、出勤停止措置が取られます。 一日も早く回復して、学校や職場に戻りたいと思うのが人情ですが、復帰時期を誤ると新たな感染を引き起こしかねないので注意が必要です。 発症後、最低五日間は安静にして回復に務め、熱が平熱に戻った日から二日間はさらに安静にしてて過ごします。 学校や会社などの集団生活の場では、またたく間に感染が広がって集団感染を引き起こしてしまいます。 恢復後に登校、出社する際は、マスクの着用をお忘れなく! |
同じ会社の同じ部署の同僚、同じ教室で勉強するクラスメート。生活する環境は同じなのに、インフルエンザにかかる人と、元気に過ごす人がいるのはどうしてなのでしょうか?これはどこに違いがあるのでしょうか? ウイルスが体内に侵入した時、体は防御作用を発揮してウイルスをやっつけにかかります。 免疫力を高く保つために、大切なのは日頃の生活習慣です。早寝早起き、栄養のある食べ物を食べる。 わざわざ改めて言われなくても分かっていることがきちんとできているかどうかが、感染してしまうか、元気に過ごせるかの分かれ道なのです。
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